詩人:メメントモリ | [投票][編集] |
君が笑うなら
アタシも笑うよ
だから
君が泣いたら
アタシも一緒に泣かせてよ。
いつも我慢して
辛いでしょ?
我慢しなくていいから
素顔を見せてよ。
アタシの心配はいいの。
アタシは君が心配だよ。
君は優しいから。
手を握ろう。
ずっと一緒に居れる様に・・・。
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サヨナラを言ふ前に
身体を繋ぎませんか?
せめてその温もりだけでも
繋ぎとめて置きたいのです。
貴方は大切な人だったから
アタシは逆らわないけれど
この身体に刻まれた刻印は
一生消えないでしょうね。
有難う然様なら。
今度会う時は
必ず息の根を止めてあげるから。
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過去に成った貴方の名を
アタシは
砂に変えて
流してしまいました。
貴方は酷い人だったけれど
時に優しい人でした。
今は
何処に居ますか?
何をしていますか?
名も解らず
貴方の事を呼ぶことが出来ませんが
貴方が
居てくれて
時々良かったと
思います。
けれど
貴方の事を憎むアタシが居ることも
確かなので
まだ
名前は
取り戻さないでおきますね。
もっとも
もう
過去の話ですが・・・・・・。
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優しい花が咲いていた
静かにたおやかに咲いていた
しかしその花は優しすぎた
誰も見てくれない見向きもしない
次第に悲しくなった
じわじわ自分を殺し始めた
せっかく咲いた花なのに
せっかく芽生えた命なのに
悲しい悲しいと花は鳴いた
切ない切ないと花は泣いた
そして
散った。
とある夜の話だった。
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僕は時々眠れないとき
小さく呻く
君は其れが聴こえると
僕の肩を
トントン
と
叩く。
ああ
君が居て良かったなぁ
君は僕が居て
良かったと思って呉れるかい?
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僕だけのパーティー
僕だけに与えられた戦士達。
けれど
あいつ等は強くて
僕の戦士達は
全滅した。
画面には大きく
ゲームオーバー。
リセット押しちゃえ。
弱い奴等は要らないもん。
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暖かい塊を
おでこにくっつけて
呼吸しているそれに
何を感じたか。
アタシは冷たい石であるのに
この人はこんなにも暖かい袋で在ると。
どんなに貴方がアタシの事を想っても
アタシは小さな冷たい石ころでしかない。
だから少しだけ
暖かさを分けてください。
そうしたら
アタシは少しだけ
人間らしくなるかも知れないから。
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眠れぬ時間を
パソコンの前で過ごすようになった。
バーチャルの世界は
居心地がいい。
僕のアバターは
笑みを浮かべて
吹き出しから言葉を紡ぐ。
それが偽りでも
きっと誰も気付かないから。
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最高に最低な悪役を演じてみよう
アタシは天使で悪魔でダークなナイト。
葉巻は最上級のを頂戴
それ以外は受け付けないから。
キスは無しよ
タッチもダメ
℃エスで℃エムな女王様はいかが?
冷凍庫が好きなホットプレートで焼いて呉れない?
こんがり素肌を
真黒にね。