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メメントモリの部屋  〜 新着順表示 〜


[44] 
詩人:メメントモリ [投票][編集]


優しい花が咲いていた
静かにたおやかに咲いていた

しかしその花は優しすぎた

誰も見てくれない見向きもしない
次第に悲しくなった

じわじわ自分を殺し始めた

せっかく咲いた花なのに
せっかく芽生えた命なのに

悲しい悲しいと花は鳴いた
切ない切ないと花は泣いた

そして

散った。



とある夜の話だった。




2010/05/19 (Wed)

[43] 
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過去に成った貴方の名を
アタシは

砂に変えて

流してしまいました。


貴方は酷い人だったけれど
時に優しい人でした。

今は
何処に居ますか?

何をしていますか?

名も解らず
貴方の事を呼ぶことが出来ませんが


貴方が
居てくれて

時々良かったと
思います。

けれど

貴方の事を憎むアタシが居ることも
確かなので


まだ
名前は

取り戻さないでおきますね。


もっとも

もう
過去の話ですが・・・・・・。


2010/05/19 (Wed)

[42] 愛とは?
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サヨナラを言ふ前に
身体を繋ぎませんか?

せめてその温もりだけでも
繋ぎとめて置きたいのです。

貴方は大切な人だったから
アタシは逆らわないけれど
この身体に刻まれた刻印は
一生消えないでしょうね。


有難う然様なら。


今度会う時は


必ず息の根を止めてあげるから。

2010/05/17 (Mon)

[41] 手を。
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君が笑うなら
アタシも笑うよ

だから

君が泣いたら
アタシも一緒に泣かせてよ。


いつも我慢して
辛いでしょ?

我慢しなくていいから
素顔を見せてよ。

アタシの心配はいいの。

アタシは君が心配だよ。


君は優しいから。

手を握ろう。
ずっと一緒に居れる様に・・・。

2010/05/13 (Thu)

[40] ドブ
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寂しいって感情
溝に捨ててしまいたい。

こんな思いをするのなら。

貴方が振り向いてくれないアタシなら

要らない。


2010/05/11 (Tue)

[39] 
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アタシは泣いて

おいおい
泣いて

頭痛を訴えるのです。


この世界は
この暗闇は

アタシを萎えさせるのです。


アタシの目は
一時期
失明するだろうと云われました。

それも持ち直し
世界は変わったかというと

そうでもありませんでした。


でも
良かったことを
ヒトツ上げるとしたら

暗闇の中での生活は
アタシには耐えられなかったでしょうから・・・


今でも
うつらうつらと
ぼやけた世界に


泣きながら
生きているのです。


生きているのです。


2010/05/10 (Mon)

[38] 恐怖。
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未だ覚めやらぬ夢。

夢の中でアタシは父に怯えている。

父親がいつ怒り出すのではないかと言う恐怖感。
怯えているのは小さなアタシでは無い。

もう成人を迎えているアタシだ。

なのに、まるで子供のように怯えている。

今日は怒りませんように
今日は怒りませんように。


母やアタシ達の些細な失敗で
父は怒りを爆発させる。

いつも
そっと生きていなければ成らなかった。

停電を起すことでさえ
父の怒りを買う。

電気量も測りながら生活をしなければ成らない。


アタシは今何処に居るのか解らない
夢の中でぐるぐる回っている

大学の寮
実家
学生のアパート

そして
新居。

目を覚ますと辺りを見回し
夢で有ったことに気づく。

安堵する。


恐怖は安堵で埋まるが
すぐに恐怖は戻ってきて不安で一杯になる。

父も
母も
愛している

だからこそ

深く根付く

恐怖。

2010/05/09 (Sun)

[37] 
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貴方が命を落としたならば
アタシも後を追いましょう

貴方が泪を零したならば
アタシも一緒に泣きましょう

貴方が激怒するならば
アタシは懸命に謝りましょう

だから
捨てないで
アタシを捨てないで

縋りつくこの思いを

ティシューの様に丸めて
簡単にゴミ箱にシュートしないで。

2010/05/08 (Sat)

[36] 向日葵
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貴方はアタシの太陽だった。

でも



アタシは貴方の向日葵には成れなかった・・・。

2010/05/06 (Thu)

[35] 
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僕は
愚かだった

あんなに大切にしてくれたのに
あんなに愛してくれたのに

その存在に気付けなかった。



ごめんね
ごめんね

繰り替えす。


もう

届かない


天に向かって・・・。

2010/05/05 (Wed)
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