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ノリの部屋


[69] 飛行機雲
詩人:ノリ [投票][編集]

散歩道で出会った
等身大の影は

淋しげな顔も背中も
幸せな今も未来も
この世界に無い色で映した

琵琶の木で小鳥が泣いて
倉庫の上で野良猫が笑って屋根の下で子供が怒られて


生きてる


空の上で飛行機が飛んで
雲を造った
時が刻んだ道しるべ

瞳の先に浮かんだ未来
瞳の裏に隠した涙

空からの日差しは
幾つものボク達を照らして

歩き出したその先に
影は無くて
ただ、後ろで付いてくる

振り向くと 影

見上げれば飛行機雲

時が示した 道しるべに
置いてかれない様に


心が今を叫んでる


振り返れば 影に迷って

見上げれば
ボク達と未来を繋ぐ

飛行機雲が流れてた



2009/03/27 (Fri)

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