詩人:ノリ | [投票][得票][編集] |
小さな箱から飛び出して
僕はこの街にやってきた
走り回れる喜び
地を蹴って前へ進んでる
体中で幸せ感じてる
僕が吠えると
みんな抱き締めてくれるんだ
可愛いねって
僕の名前を呼んで
家の中だけぢゃ無い
お外にだって散歩に行ける
みんなの笑顔が嬉しくて
僕は走り回るんだ
喜びの伝え方を知らないから
舌を出して、思い切り
ある日には、おいしいチーズだってくれるんだ
つい嬉しくて吠えたら
うるさいって怒られちゃうけど
そうして
いくつかの季節を越えて
歳をとって
今は足に違和感を感じながら、走ってる
昔ほど、お外に出してくれないけど
たまに出してくれた時は
思い切り跳ねるんだ
足は痛いけど
僕は、これでしか喜びを伝られないから
みんなに僕は幸せだょって伝えたいから
体一杯で伝えて
また、出してもらうんだ
みんなに笑って欲しいから
僕の幸せは
家族が幸せである事
ただそれだけなんだ
僕が病気になっても
笑っててね
淋しい顔は見たくないから
僕が居なくなっても
淋しい顔はしないでね
幸せな日が一日でもあれば幸せなんだ
欲を出せば、そんな日が
少しでも多ければ良いな
けど、僕にはみんなが必要だから
これからもずっと
みんな笑顔で居てください
ずっと、みんなで。。。