黒よりも深い藍色の空宝石のようにちりばめられた星が遠くに感じたオレンジ色の光の街灯の下自分の足音だけが響いたまだ肌寒い風が手にまとわりつく向こうの駅のホームのアナウンスと離れていく電車の音が今日の終わりを告げるようだった思い出し笑いして一人にやければなんだか胸にも灯りがついたようだったまた 明日が来る
[前頁] [柚の部屋] [次頁]