すべての夜明けに白い花が咲き太陽の光の向こうに虹が かかる夜露に濡れた白い花びら光に照らされて七色に染まる黄緑の葉がまるで飴のように優しく輝く色をしていたただただそこにいるのは誰ただただ立ち尽くしているそっと手を伸ばすけど届かないせめて声だけでも届けたいけどもうわからないわからない夜露の色は乾けば落ちてしまうけど心の色までも戻せはしないということを今 知った
[前頁] [柚の部屋] [次頁]