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柚の部屋


[93] 花へさよなら
詩人: [投票][編集]

風に誘われ舞う花の

中にいるのはただ一人

もう季節も変わるよと

言うほどに天高く舞う名も知らない花


ピンクというには優しくて

白とはいえない花びらが

蒼い空を彩りながら

輝いていた


もう緑も青々と

五月がやってくるよと

まるで最後を惜しむかのように

私に語りかけた

散りゆく名も知らない花の隣でほら

藤の花の紫がよく映える


さよならを言うには早すぎて

包まれた僕の姿だけが

とても異質なもののような気がして

朝の香りがいつも以上に

僕の中へと誘われてくる


足元で踊る花びらが

春のような気がして

歩みをためらわせる

またあえる日を信じて

別れを告げようか




また来年

僕は また出会う

2009/04/23 (Thu)

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