声が届かなくなる自分にあの胸が熱くこげるような感覚とまるで無風の中にいる静か過ぎる世界現実とも夢ともわからないような閉ざされながらも広がる自分だけの世界そんなところに唯一届くのは空多角飛んでいる鳥の姿と自身の鼓動息を吐くごとに高鳴る自分の鼓動一度目を閉じてもう一度開いてみればとても明るい景色が岐路がるそして自分は一歩踏み出しその明るい中へと少しずつ歩んでゆく
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