いつになっても

今の今でも

あなたはあたしの特別な存在で

多分これはきっと、

この先誰と出会っても

誰と恋しても

誰と結ばれても

変わらないって確信できる。


ずっとずっと、

あなたのことが大切で、特別。

あなた以外の誰かと

過ごす時間が増えれば増えるほど

あなたのことを思い出してしまうのは

仕方ないことなのかな。


あなたを

別の誰かで塗り替えようとすればするほど

あなたが浮かび上がってくるのは

どうしようもできないことなのかな。


あなたを想って流す涙を

別の誰かに拭ってもらえばもらうほど

涙は流れて、止まらないよ。


あなたがいいよ。


あなたしか、いやだよ、

人混みの中で
はぐれぬようにと、ぎゅっと握りしめてくれた手の温もり。

昨日のことのように、覚えてるよ。


あなたの住む街は

たくさんの人が行き交い、集う、そんな街。


はぐれてしまいそうになっても
いつでもあなたは離さないでいてくれた。
しっかり掴んでいてくれた。

あたし自身を。


大好きで、想い出だらけの、大切な場所。


あなたに会えるかもしれない、
ついそう思いながら歩くあたしを
許してね。



あなたがいるから
あの街に行きたくなるのよ。



あたしが向かう理由なんて

そのひとつしかないのよ。

何もかも捨てて、

何もかも忘れたいと思っていたけど



捨てたいものなんて

なにひとつなかった。


忘れたいことなんて

なにひとつなかった。



そしていつだって

あなたの心にいたかった。

あなたの幸せを、

心から願えないあたしは

あなたのことを

本当に愛せてなかったってことなのかな。


あたしの隣にいて欲しいって、

そう願ってしまうあたしは

ただのわがままな女なのかな。


そんなわがままも、

あなたなら笑って許してくれるんじゃないかなって

まだ想ってるあたしが

いつか報われる時が来るのかな。

あたしがね、
今でもあなたのこと、待ってるって知ったら
あなたはどう思うんだろう。

今でもあなたのこと、想ってるって知ったら
あなたはどう感じるんだろう。


あたしね、バカみたいに待ってるんだよ。


あなたの隣で見上げた空は
あたしが見てきた空の中で一番鮮やかで

あなたの隣で見下ろした夜景は
あたしが見てきた夜景の中で一番輝いてて


あなたの後ろ姿越しに見る海は
あたしが見てきた景色の中で一番大好きな景色


あなたと一緒に迎える季節が
最高に幸せで
全てがかけがえない宝物でした。


そんなあなたはあたしにとって
心から必要な存在だから


だから
信じて待ってて、いいですか。

戻らないなら

戻れないなら


もう忘れさせてよ。



あなたと出逢う前のあたしに戻して

あなたを知らないあたしに戻して




あなたとの記憶


全部消してよ。






なんてね


ほんとはね、


何にも忘れたくないよ。



何ひとつ、忘れたくないよ。。

寂しいんじゃない。


悲しいんじゃない。



ただ、

楽しかったなって。



たくさんたくさん
楽しかったなーって思い出してるだけだから。





ありがとう、の涙だよ。

『またね』




そう約束したのに。



もう、会えないのかな。


でもね、

その
“また”、が来ないこと



ほんとはね


分かってるよ。





分かってるから、

分かってても、



ねぇ、会いたいよ。

あなたより優しい人も

あなたよりかっこいい人も

あなたより面白い人も


世界中探せば、

どこかにいると思うけど



あなたより
あたしを笑顔に出来る人は

どこを探してもいないよ。



あたしをとびっきり笑顔にしてくれるのは

たった一人、


あなただけ、だよ。