詩人:老女と口紅。 | [投票][編集] |
-お鼻のお話し-
小枝を振り回しながら仲良し三人組は意気揚々と花道をカッポする。だが造園業で働く鼻息の荒い小僧はペットの小象が捨てたバナナの皮に足を取られて鼻っ柱を折る。負けん気の強い小僧は仲間に大笑いされるも、すかさず立ち上がり三匹のこぶらの話を得意気にホラを吹く。話しをフラれた天狗が知ったかぶりでまさかの返答。真っ赤になりながらも自慢のうちわを振りながら鼻高々に小僧の話しに喰いついていた。黙って見ていたピノキオだが次第に笑いが込み上げ片腹がよじれる事態に。すると笑いコケ回るピノキオの鼻がのびのびとのびた。彼らはこの状況を一呼吸入れ、全員で見つめ合い、指を指し腹を抱えながら笑いあった。
それは
清々しい
ある
秋晴れの
日のこと。