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老女と口紅。の部屋


[50] あの時
詩人:老女と口紅。 [投票][得票][編集]

ねぇ‥



風の吹くまま
 気の向くまま

人の目も気にせず
 流れゆく雲だけ見つめ

 歩めていたなら


アスファルトを割り
 芽吹く命に

乳飲み子抱え
 微笑む母親に

 優しさ感じて
   いたのなら‥


僕は

 もぅ少しだけ
  大きくなれて

    いたのかな


君の潤んだ瞳
 寂しげな仕草に

二人公園で
 足元にある
   四つ葉に

 気づいていたなら



きっと僕は今頃幸せに

溺れていたのかも



しれないな

2004/11/03 (Wed)

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