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謳器の部屋


[13] 雨音
詩人:謳器 [投票][編集]

雨の匂いが
遠い記憶を呼び覚ます

あの頃好きだった曲を聞き返してみたりして

「きっと君は 君以外 愛せない」

そんな詞に動揺する今

別れを知らなかったあの頃の自分を悲しく想う

ああ、この雨はきっと
あの日に降っていた雨なのだ

だからこの雨音は
こんなにも暖かい

こんなにも
私に優しい

2006/05/24 (Wed)

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