ホーム > 詩人の部屋 > 謳器の部屋 > 二人の弱さ

謳器の部屋


[4] 二人の弱さ
詩人:謳器 [投票][編集]

「君の存在が僕の支えなんだ
僕が君の支えになってあげようと思っていたのに」

あなたが弱さも隠さず
そんなこと言って苦笑いを見せるから
また愚かにも望んでしまう

この世界に絶対なんて無いと
思っていたのに

ほらもう
あなたを必要としている
あなたを失う事だけがひたすら怖い

弱くて、孤独で
頑ななこの心

壊れてしまいそうな
この心

だから
精一杯の勇気であなたに返した言葉は
こんなに単純

「ずっと一緒にいてほしい。」

2006/06/05 (Mon)

前頁] [謳器の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -