ホーム > 詩人の部屋 > 瑳紗の部屋 > 時間旅行

瑳紗の部屋


[9] 時間旅行
詩人:瑳紗 [投票][編集]

小さな貝殻に
耳をあてても
何も聞こえない

君へと宛てたラブレターも
今となっては
ただの紙切れにしかすぎなくて

大好きだったあの歌も
今はもう思い出せない

現実主義もいいけれど
たまには夢を見たっていいんじゃない?
ちょっと子供に戻ってみようよ

公園のベンチで
太陽を受けながら
心の中のアルバムを
そっとめくってみよう

晴れた静かな夜に
星空を見ながら
未来の自分を描いてみよう

そんな日はきっと
暖かいお布団で
幸せな夢が見れるはず

2008/06/22 (Sun)

前頁] [瑳紗の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -