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紙一重の部屋  〜 新着順表示 〜


[150] いいんだ
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それは諦めのように
全てを受入れた言葉


昔みたいに感情を露にするのは
疲れただけさ

乾いた笑い声だけは出て来るみたいだけど


だってそうじゃない
感情出したって
なんにもいい事なんかないじゃない


事実は事実で

なんで
とかじゃない


だから


いいんだ


僕はただ進む方向を静かに見てる

2008/09/16 (Tue)

[149] 理想形
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自分の理想形が
勝手に動き始めてる

朝起きる時間
家を出る時間ですら
すでに差ついてる

そして僕はおいてけぼりをくう


待ってくれ

追いかけても
追いかけても
追いつけない


僕の理想形は優秀
ひどく合理的


僕は落ちこぼれ
ひどく感情的


一日の終わり
差を確認する


僕はまたやけになって
明日に背を向ける

2008/09/08 (Mon)

[148] 8月下旬、春
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君を
小さく想うだけで
暖かいから


これは恋ではなく

幸福と呼ぶ


ひそかに
ひそかに
訪れた

胸の中だけ
小春日和

2008/08/27 (Wed)

[147] ココロ@水面下
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閉じ込めて、隠して
鍵まではかけれなくて

時々取り出しては眺めてる


他人の隠し場所を暴いて笑ってる
たちの悪い私ですけど
自分の箱は
隠すのうまいんです

動きは全て水面下



「箱から出して。陽に当たってキラキラしたい」

キミの要望に答えたいけど自信がないんだ

だってキミは無防備だから
外に出したら壊れそうだもの

「痛いのなんて、コワくないよ」

キミが壊れたら
私も壊れちゃうんだよ?


だから眺めるだけ

陽はまだ当てられない

2008/08/24 (Sun)

[146] 恋前逃亡
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踏み出した足のはずなのに
ひっこめてしまった

力の入らない顔を
下から覗きこまれて

ひたすら
目をそらした
曖昧な笑みを浮かべた
声が自然と低くなった

嫌いなわけじゃない

ただ進む意思が、ゆらいだ

とたんに怖くなった
『逃げたい』

回れ右。

ひたすら背中向けて
走った

今来た道を一つずつ戻ってく

どこで道を
間違えたんだろう

どうでもいい

その時はとにかく
その場から逃げたかった


逃げたかったんだ

2008/08/21 (Thu)

[145] 想い切断機
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そんなものがもしあったら
きっと大行列さ


君に彼女ができても

私に彼氏ができても

時が経っても

変わらない
代わらない

微かに残ってるそいつが
許せない


早く切り刻まないと

そろそろ笑顔だけじゃ
カバーできなくなるよ


まあまあ年季入ってる
君への想いも

機械的に切り刻めれば
ジ・エンド


楽になれるはず

2008/08/17 (Sun)

[144] 直。
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畏れてた
ずっと畏れてた

人に嫌われることが
一番嫌だった

人の顔色見て
対処して
反応変えて

好かれるように
嫌われないように

先輩には笑顔振りまいて
後輩には理解あるふりして

自分は…

自分はどこにあるんだろう?

周りに影響されて
くねくねと伸びた枝が増えていく
だんだん収拾つかなくなってく

まっすぐな幹が欲しい。


目をつぶって

耳を塞いで

大声で叫ぶよ


自分を
取り戻すために


2008/08/10 (Sun)

[143] 箱入り反抗娘
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世間では一言
「箱入り娘だね」


そんな言葉でひとくくりにして

うちらの苦労も知らずに


仲間内のノリ

両親の機嫌

彼氏のお誘い


天秤はいつでもぐらぐら
大忙し
板挟み
日常茶飯事


突き抜けられたら
開き直れたら
自由になれたら
どんなに楽かな

そう、いつだって
心に鎖があるから

「二次会行こうぜ」
「今日はオールしよ」
みんなが盛り上がる中
一人携帯とにらめっこ
今何時かな
電車で何分の所かな


みんなごめん先かえるわ

「えーツレない」

ほっとけ

一人暮らしとは
わけが違うんです

みんなと普通が違うんです

箱入りだって
大変なんです

色んなものを大事に
日々落としどころを
探してるんです

午前様
外泊

今は辛抱なんです

バランスとりつつ
ギリギリで攻めてるんです

いつか

いつかきっと。

それを夢見ながら
少しでも箱を
広げようとしてる

箱の中で反抗中の
全ての乙女に贈る。

2008/07/24 (Thu)

[142] ろくでもない日が
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心の痛みに必死で耐えた日が

笑って嘘をつくことを覚えた日が

一瞬の選択で信頼を失った日が

振り出しに戻って絶望した日が


1年後にどう思うんだろう

10年後にどう思うんだろう

2008/07/20 (Sun)

[141] 越えたい壁
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左or右
どっち行けばいい

ずっと悩んでる
同じ所ぐるぐる回りながら
ずっと悩んでる

後悔したくないから
一歩が踏み出せない

決めることがこわいこわいコワい!!!

いっそ一本道の方がどんなにか楽だろうと
自棄を起こしそうになった

右or左
どちらに転んでも
どちらで転んでも
僕は僕で変わることはないのなら

自分に自信を持ちたい
自分の選択に自信を持ちたい


踏み出したいんだ、ほんとうは

2008/06/21 (Sat)
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