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紙一重の部屋


[135] サイボーグ
詩人:紙一重 [投票][得票][編集]

私と云う殻に残されたのは
働かない頭と動かない足

差し迫れば働くと思った頭は
差し迫っても作動せず
待てば動くと思った足は
待てども待てども動いてはくれなかった

働かない頭の代わりに
目だけはしっかり機能して

時計の針が6度ずつ進み
太陽が昇って沈んで
カレンダーが次の頁に変わる様子を
ただ記録してた

相も変わらず私は
働かない頭で考えて
動かない足で歩いてる

そうやってただ生きてる

今日も明日も多分
あさっても

2008/05/26 (Mon)

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