詩人:あかつき | [投票][編集] |
この秘めたる想いなんて云えばいい? 心の奥に響く言葉ってどっかにないもんかな もう少しで夜が明けていく 街がノイズであふれだす前になんて焦りだすこの心 分かってるでしょ? なんにも聴かずに意気地なしの僕にキスをしてよ 深い闇より光が怖い ぼやかした想いを精一杯描く
この秘めたる想いなんて伝えたらいいの? 今にも泣きだしそうな声を聴いてくれないか ただ君のことを傷つけないようにぼんやり浮かんでいるオレンジ色の月を隣で眺めてるだけ 気づいてるでしょ? なんにも云わずに臆病な僕にキスをしてよ シートにもたれて想いを描く指先の淋しさが彷徨い続けている
流れる景色は冷たく過ぎる このまま僕らはどこに行くんだろう? 瞳を閉じたまま連れられるまま不安を抱えて想いは変わらぬまま 分かっているでしょ? ふるえた想いを不器用に描くから言葉なんて要らない優しくキスをしてよ
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いつまでも空を見上げて
何を待っているの?
降りだした災難に
背を向けたまんま
今朝見た天気予報じゃ
ずっと雨だって
そんな日に
あなたは何をするの?
いつまでも空を見上げて
何を待っていたの?
悲しみに濡れてく
瞳を閉じたまんま
一日中ずっと
雨はやまなかったね
そんな日に
あなたは何をしていたの?
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延々と繰り返す夢
汗で濡れたシーツ
失してから気づく
寝返りをうっても
もう戻れない日々
鍵を掛けられた鳥篭
足に絡んだチェーン
雲の切れ間から射す
陽の光が僕には眩しい
濡れた羽根必死に
はばたかせてる僕を見てよ
落ちていくように
薄暗い空でもがいてるから
濡れた羽根必死に
はばたかせることでしか
今の自分を誤魔化せないよ
明日が見えない
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暗やみに浮かぶ
まんまるい月ひとつ
遠く空の下で
あなたも見ているでしょ
心はいつも傍にいると
強がりでも嘘でもなく
信じていたのにこんなに
冷たい夜は寂しくなる
気の遠くなるほど
離れた空に燈る灯
どうか消えないで
あなたと僕を繋ぐ光
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残酷に見える世界
君と見つめていたい
夢さえ見れない世界
君の傍で眠りたい
色褪せた写真のように
街は夕陽にとけて
明日を憂い祈るように
大事な人を想い出す
君の部屋からのぞいた景色
今も憶えているよ
暗闇に堕ちていく
世界が輝いていた
すべてが色づいていた…
残酷に見える世界
君と見つめていたい
夢さえ見れない世界
君の傍で眠りたい
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道端に咲いていた花は
いつ枯れたんだろう
いつからかそんなこと
気に留めなくなっていた
色褪せていく世界とともに
心も一緒に褪せたみたいだ
沈んでいく赤い夕陽は
僕が失くしてしまった想い
なにも変わらない
穏やかな丘
なにもかも変わって
荒れはてた僕
壁に描いた落書きは
今もまだ残っていますか?
君はあの頃とおなじように
今もほほ笑んでいますか?
涙が枯れても
君は君のままでいてよ
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今でも捨てられない
物語はまだ頭のなか
胸にあいた隙間
埋めるように
かきまわして
ひっぱり出してみたり
あぁ嫌だな
目を瞑れば泣けるほど
せつない風景
また君と過ごした日々が
まばたきのなかで再放送
モノクロの風景に君の笑顔
何だか余計にキラキラ輝く
今でも君と過ごした日々が
瞼の裏で繰り返してるんだ
きっとまた今夜も眠れない
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このまま僕たちはどこへ辿り着くんだろう
地図のない世界
ダイヤグラムのない時間
きっと僕たちはどこへでも進めるんだろう
海を越えて
国境を跨いで
長い長い旅路
たまに臆病になるけど
後悔なんてない
大切なモノはいつも胸の中
どこまでも続いていくこの道にゴールは見えない
ふり返ればほほ笑む人がいるから怖くない
どこまでも続いていくこの道にゴールはいらない
終わりを気にしながらの人生なんて楽しくない
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何もかもを誤魔化して
テールランプの間を縫って
逃げるように加速して
このまま一体どこに行く?
キリなく続く自問自答
何も見つからず悪戦苦闘
『トントンの人生』
なんてものに酔い痴れて
眠るつもりなんてないのに
路地裏の人に貰った
楽になれる薬にまた
頼ってしまうんだ
『ナアナアの関係』
なんてものに溺れながら
眠るつもりなんてないのに
路地裏の人と交した
お手軽な快楽にすら
縋ってしまうんだ
今にも壊れそうなもの
半端に出来上がったもの
総てにケリをつけられたら
もしもまっさらになれたら
自分にとって本当に
大事な物が見えるかなぁ…