ホーム > 詩人の部屋 > あかつきの部屋 > 投稿順表示

あかつきの部屋  〜 投稿順表示 〜


[293] RUNAWAY
詩人:あかつき [投票][編集]


言い出しかけた言葉を

飲み込んで

かたくとざした瞳


飛び出しそうな

真っ白い鳥を

理由をつけて見送った



言い訳を探しはじめる

それこそ出口のない迷路


運命やさだめと

ただ言い聞かせながら

毎日がこぼれてく



僕にあとなにがある?



逃げ出した過去

投げ出した未来

後悔はいまだ消えない

どうしても

忘れられない幻影に

うなされて眠る夜



もうだめと

匙を投げ出したのは

まぎれもなく僕自身

繋がれない理由

愛されない因果

それはぜんぶ僕のなか



ぬぐいきれない逃亡癖

2009/09/19 (Sat)

[294] 罪と罰
詩人:あかつき [投票][編集]


傷つけたのはいつだっけ?

罪だらけでもう分からない

誓い合った日は遠くで

蜃気楼のように揺れてる


今にも消えそうなほどの

ほほ笑みよどうか…





このボクにはなんにもない

キミ以外になんにもない

意味も価値も見当たらない

あるならどうか教えてよ


今にも消えそうなほどの

愛情の燈よ

もう一度……



このまま離れてしまうなら

キミのその手でボクを

優しく眠らせておくれよ


もうなんにもいらない

もうなんにも見えない

2009/09/24 (Thu)

[295] Meaning of Life
詩人:あかつき [投票][編集]


生きてく理由が
欲しいともがき
余計な事ばかり
手を伸ばしてる……あぁ

焦点がズレまくりの日々
曇っためがねをかけても
何一つ見えてこないんだ



仲間が欲しくて
敵をこしらえて
意味のない争い
せーのでばか騒ぎ……あぁ

空虚な日々に手応え
探し回って右往左往
結果だ成果だ報酬だ
欲しがってほら迷走





キミが教えてくれる
意味など必要ないと
この瞳とじる時まで
その笑顔みていたい


ボクに教えてくれる
理由など必要ないと
この命はてる時まで
キミと一緒にいたい


2009/10/24 (Sat)

[296] 赤い太陽 青い月
詩人:あかつき [投票][編集]


揺るぎない想いは赤い太陽



まっ白い希望を

がむしゃらになって

追いかけ


高い空

あふれだす歓喜

夢のような日々



僕たちは見つめていた



友情と愛情を照らしだす

戸惑いと躊躇いのなかで

まっすぐにつき射さる

陽を…





泣き疲れた思い出は青い月



恋する悦び

背中合わせの虚しさ


ぬるい風

花の薫り

あなたはいずこ



僕は今見つめている


身体の熱を奪いさって

懐かしい傷口に

優しく降りそそいでる

灯を…

2009/11/28 (Sat)

[297] ハピネス -Shade-
詩人:あかつき [投票][編集]

ただ平坦な毎日に 歩きなれた帰り道
なにも起こらない明け方に 当たり前のように眠る夜

そこにある パパや ママの笑顔

幸せとはなんなの?


のろまと笑われないように 足りないものを埋めるように
ただ夢中で走り続けた 知らず知らずに 大事なもの 失くして

懐かしい パパや ママの笑顔

幸せとはなんなの みんな必死で壊れる
間違いだらけ どこを目指してくの?
淀んでく幸せのために なにを捨てるんだ?

これは幸せでしょうか 過ちばかり増えるよ
ただ平坦な毎日が恋しい
大事な人よ 大事な日々よ
もう一度 僕にほほ笑んで

2009/11/29 (Sun)

[298] 白い夢
詩人:あかつき [投票][編集]

カノウセイなら 誰もが 平等に持っています

狭める権利も 拡げる権利も 平等に持っています

言うなれば 自由――



出来ること 出来ないこと

得意なこと 苦手なこと

そんな つまらない価値観で やりたいこと 諦めるの?


灰色の壁 固定観念 日々 増えていく

大抵 そこいらの大人は 皆

頭ごなしに 無理だと 決めて 逃げるように 先を急ぐんだ

賢いふりした 虚しがりやの 群





――想うがままに

鳥のような 翼が 欲しい

いつか 翔べる日が くるかもしれない

嘲笑や 批評の冷たい風を かいくぐって しぶとく うまく

笑われても 貶されても 最期まで 信じきった人が 笑者

想い続けて 空を見れば いつか 翼が 生えるかもしれない


その白いキャンバスに 描け

玲瓏たる夢

2009/12/04 (Fri)

[299] ウマスギルハナシ
詩人:あかつき [投票][編集]


たくみな笑顔に誘われたら 真っ暗闇のなかに ダイヴ

遠く 離れた町の物語 なんて思っていたら 灯台もと暗し

ウマスギルハナシ 鵜呑みにした 阿呆



立ち入り禁止区域 そこには 何が眠っているんだろう

寝呆け眼で 狙うは一攫千金

浮き足立って 決まって ハマるのは 罠


オイシスギルハナシ 手を出した 阿呆

未開の地を拓くのは 俺しかいないと 吐かしてらぁ


騙され ハメられて 這いつくばっている

目も当てられない事態に 目を向けてくれる人を 待っている



ウマスギルハナシって ホントにウマイの?

待ってましたとばかりに うつつを抜かした この間抜け面


病む世界 暗い視界 鈍ってく感覚

味見程度で済ませば こんな大ケガ しなくてよかったのに…

2009/12/13 (Sun)

[300] ハピネス -Ray-
詩人:あかつき [投票][編集]


闇のなか 独りきり ふるえている人がいる

月のした また誰か 声 ひそめて泣いているよ

幸せの意味を探し 皆 悶え彷徨う





闇のなか 暖かく 窓の灯がともっている

月のした 滲んでる その涙 拭ってあげよう


哀しみを 分かち合える 人が ここにいる


暗い世界 キミと二人 手と手 繋いで歌うよ

いつか射す わずかな光 信じてともに歌うよ

この幸せを歌うよ



気づけないで もう嫌だと 泣きたくなるけど ほら 幸せはそこに…



見えない未来 キミと二人 手と手 繋いで歩くよ

一歩ずつ 確かな夢を 描きながら歩くよ

足並みそろえて歩くよ



きらめくハピネス

2009/12/13 (Sun)

[301] ガーネット
詩人:あかつき [投票][編集]


仮初めばかりの 世の中で キミだけにあげよう…





「真実の愛情」 まぎれもなく キミへと光る 誓い

「永遠の愛情」 変わりなく キミへと続く 祈り



鮮やかな想いは いつも ただひとつ

なにがあっても この手だけは 離さないと決めた



時が経っても 風化してしまわないように ポケットの奥に 大切に しまっていたんだよ



似たような意味合いが 込められた キミの誕生石

真紅のガーネット

仮初めばかりの 世の中で キミだけにあげよう

2010/02/09 (Tue)

[302] 10 years later...
詩人:あかつき [投票][編集]


寒空の月灯り 缶コーヒー並べて フタリして 震えながら 語り明かす



星霜を経るように 煙草の吸殻だけが増えてく

これからどこへ向かうんだ

もう一寸先は闇

手探りを繰り返す毎日 試行錯誤の日々

星のように 闇のなかで光れ オレとオマエの 10年後の未来





先行く人の背中を じっと 見つめてる

このまま 畢ろうなんて 思っちゃいないよ

踏み出す位置が まだ 見えずに ふらふらしてるけど

きっと 星のように光る オレとオマエの 10年後の未来

2010/02/16 (Tue)
173件中 (141-150) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18
- 詩人の部屋 -