詩人:あかつき | [投票][編集] |
君は何を訴えているの?
勝手すぎる拳
僕は何て反論すればいい?
憂鬱すぎる瞳
命を尽くして
守る物って何だろ?
命を奪って
得る物って何なんだろ?
笑い合った日々は
今じゃ遠い幻
左手のナイフで
削っていく哀しみ
許し合えない事
認め合えない物
日々増えていく世界
日々狭くなっていく世界
握った拳を開いて
瞑った瞳を開いて
鬱いだ心を開いて
鎖した扉を開いて
もう一度手を繋ごう
何年先だってかまわない
憎しみもしがらみも
裏切りもない世界で…
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今、君に
何をあげられるだろう
そんなこと寝る前に思う…
想像以上に現状はやばく
今以上に未来はやばい
何にも分からない
バカじゃないけれど
何にもしない愚か者だ
最終警告、赤灯点灯
鳴り止まないサイレン
次々と僕を急かすけど
ちょい慣れてきちゃってる
それでもたまに
胸が痛くなる
君の期待と優しい涙
今、君に
何をあげられるだろう
そんなこと寝る前に思う…
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泣いてもいいよ
明日笑えばいい
今日の哀しみは
夕暮れの通り雨
こぼれ落ちそうな
涙を拭って
笑顔を取り繕っても
やっぱり哀しみは
哀しみでしかない
灰色の街で
青空が見えないなら
ほら
泣いてもいいよ
明日笑えばいい
今日の哀しみは
夕暮れの通り雨
今日の哀しみは
歓びへの通り雨
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風も吹かない暗やみに
ひときわ映える青の炎
夢中で冷めた街を走る
遠く霞んでいくゴール
きっと誰も待っていない
この先にはなんにもない
なんていう言い訳ならべ
ただ眠っていたいんだよ
虚ろな瞳をひらいて
震える手で扉をあけて
躊躇いとか戸惑いに
壊れそうになる心
ひとりきりそっと抱えて
ひとりきり一歩踏み出す
今はいい
それでもいい
ほら、海を渡る風が
僕の頬をなでるんだ
いつか諦めの滴が心まで
濡らしてしまわぬように
ほら、海を渡る風が
僕の背中を押すんだ
いつか道を見失って
知らず知らずのうち
後戻りしないように
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冷えきったように
うずくまって
背中合わせで眠る
密かに紡ぐ不満や嫉妬
涙も出ない悲しい日々
想ってもいない慰めを
今夜もまた吐き捨てる
気づけばブキヨウな笑顔
淀んだ心を隠す為の仮面
哀れな瞳のなかには孤独
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なぜかうまく笑えない
あなたの中に私はいるの?
誰かの言葉を真似して
囁いていたのは馬鹿げた愛
夜更けに羽根をしまって
いつの日か消えるあなた
まぶたの裏に描いてみた
何かに怯えながら
独りよがりの歌を
密かに歌う蛹の心
強く抱き合ったまま
濡れた瞳とじたまま
小さな殻を破り捨て
羽根をはばたかせて
空を翔んでいきたい…
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雲は東へ流れてく
太陽は西へ沈んでく
時計の針は無情に進む
今どこにいるんだろう
気づけばキミの手は離れ
独り途方に暮れたボク
月はぼんやりと浮かんで
冷たく見下ろしていた
鳴らない電話を見つめ
石のように夜をこえる
いつも誰かに愛されないと
なんにもできない贅沢者
誰にも分からない
モザイクの体をまるめて
独り泣きながら探してる
鎖で繋がってる絆
今にも消えそうな
モザイクの体と心
独り叫んだ声さえも
耳障りな静寂に滲む
ねぇ誰かボクを
ここから連れ出してよ
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フサイダ心の扉あけて
もう一歩踏み出してみて
溢れる涙を隠したまま
どこまで歩いていけるの?
ブサイクな夢見てないで
もう一歩踏み出してみて
言い訳探し歩き廻っても
どこまで歩いていけるの?
小さな羽ばたつかせ
奥歯かみしめる毎日なら
目を覚ましておくれ
夜明けはすぐそこ
寝呆けた目をひらいて
喧騒な街を飛び出したら
知らない景色
慣れない言葉
未知なる未来
一歩踏み出して
思い切って叫んでみよう
きっと今よりも輝ける
MY SOUL WILL RISE!!
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二人で見上げた
崩れ落ちそうな空
仄かに冷たく
頬をなでる風
指先だけで求め合う
儚い夜
月よ霞まないで
星の見えない空
唯一浮かぶ希望
空が崩れ落ちても
いつまでも照らせ
二人だけの未来を
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なんでなんでしょう
あなたと一緒に居ると
僕としたことがついつい
バカなほど浮かれてしまう
ムッとした横顔見つめて
だらだら遅刻の言い訳
じんわり胸の奥に滲んだ
敗北感が妙に心地いい
なんて眩しい世界
めまいおこしそう
あなたなら僕の総てを
征服されても構わない
ジカンヨトマレ