ホーム > 詩人の部屋 > あかつきの部屋 > 投稿順表示

あかつきの部屋  〜 投稿順表示 〜


[122] #010911 -Ground Zero-
詩人:あかつき [投票][編集]


君は何を訴えているの?

勝手すぎる拳

僕は何て反論すればいい?

憂鬱すぎる瞳



命を尽くして

守る物って何だろ?

命を奪って

得る物って何なんだろ?



笑い合った日々は

今じゃ遠い幻

左手のナイフで

削っていく哀しみ



許し合えない事

認め合えない物

日々増えていく世界

日々狭くなっていく世界



握った拳を開いて

瞑った瞳を開いて

鬱いだ心を開いて

鎖した扉を開いて

もう一度手を繋ごう

何年先だってかまわない

憎しみもしがらみも

裏切りもない世界で…

2008/01/17 (Thu)

[124] HOMEWORK
詩人:あかつき [投票][編集]


今、君に
何をあげられるだろう

そんなこと寝る前に思う…



想像以上に現状はやばく
今以上に未来はやばい

何にも分からない
バカじゃないけれど
何にもしない愚か者だ


最終警告、赤灯点灯
鳴り止まないサイレン

次々と僕を急かすけど
ちょい慣れてきちゃってる


それでもたまに
胸が痛くなる

君の期待と優しい涙

今、君に
何をあげられるだろう

そんなこと寝る前に思う…

2008/01/24 (Thu)

[132] 通り雨
詩人:あかつき [投票][編集]


泣いてもいいよ

明日笑えばいい

今日の哀しみは

夕暮れの通り雨



こぼれ落ちそうな

涙を拭って

笑顔を取り繕っても

やっぱり哀しみは

哀しみでしかない

灰色の街で

青空が見えないなら


ほら


泣いてもいいよ

明日笑えばいい

今日の哀しみは

夕暮れの通り雨



今日の哀しみは

歓びへの通り雨

2008/02/14 (Thu)

[138] 海を渡る風
詩人:あかつき [投票][編集]


風も吹かない暗やみに

ひときわ映える青の炎

夢中で冷めた街を走る

遠く霞んでいくゴール


きっと誰も待っていない

この先にはなんにもない

なんていう言い訳ならべ

ただ眠っていたいんだよ


虚ろな瞳をひらいて

震える手で扉をあけて

躊躇いとか戸惑いに

壊れそうになる心

ひとりきりそっと抱えて

ひとりきり一歩踏み出す

今はいい

それでもいい


ほら、海を渡る風が

僕の頬をなでるんだ

いつか諦めの滴が心まで

濡らしてしまわぬように


ほら、海を渡る風が

僕の背中を押すんだ

いつか道を見失って

知らず知らずのうち

後戻りしないように

2008/03/03 (Mon)

[139] 仮面
詩人:あかつき [投票][編集]


冷えきったように

うずくまって

背中合わせで眠る

密かに紡ぐ不満や嫉妬

涙も出ない悲しい日々

想ってもいない慰めを

今夜もまた吐き捨てる



気づけばブキヨウな笑顔

淀んだ心を隠す為の仮面

哀れな瞳のなかには孤独

2008/03/04 (Tue)

[140] 孤独のButterfly
詩人:あかつき [投票][編集]

なぜかうまく笑えない

あなたの中に私はいるの?


誰かの言葉を真似して

囁いていたのは馬鹿げた愛


夜更けに羽根をしまって

いつの日か消えるあなた

まぶたの裏に描いてみた


何かに怯えながら

独りよがりの歌を

密かに歌う蛹の心



強く抱き合ったまま

濡れた瞳とじたまま

小さな殻を破り捨て

羽根をはばたかせて

空を翔んでいきたい…

2008/04/19 (Sat)

[141] Mosaic
詩人:あかつき [投票][編集]


雲は東へ流れてく

太陽は西へ沈んでく

時計の針は無情に進む

今どこにいるんだろう


気づけばキミの手は離れ

独り途方に暮れたボク

月はぼんやりと浮かんで

冷たく見下ろしていた



鳴らない電話を見つめ

石のように夜をこえる

いつも誰かに愛されないと

なんにもできない贅沢者


誰にも分からない

モザイクの体をまるめて

独り泣きながら探してる

鎖で繋がってる絆


今にも消えそうな

モザイクの体と心

独り叫んだ声さえも

耳障りな静寂に滲む



ねぇ誰かボクを

ここから連れ出してよ

2008/03/15 (Sat)

[142] MY SOUL WILL RISE
詩人:あかつき [投票][編集]


フサイダ心の扉あけて

もう一歩踏み出してみて

溢れる涙を隠したまま

どこまで歩いていけるの?


ブサイクな夢見てないで

もう一歩踏み出してみて

言い訳探し歩き廻っても

どこまで歩いていけるの?



小さな羽ばたつかせ

奥歯かみしめる毎日なら

目を覚ましておくれ

夜明けはすぐそこ

寝呆けた目をひらいて

喧騒な街を飛び出したら

知らない景色

慣れない言葉

未知なる未来


一歩踏み出して

思い切って叫んでみよう

きっと今よりも輝ける

MY SOUL WILL RISE!!

2008/03/19 (Wed)

[144] 月光
詩人:あかつき [投票][編集]


二人で見上げた

崩れ落ちそうな空

仄かに冷たく

頬をなでる風

指先だけで求め合う

儚い夜


月よ霞まないで

星の見えない空

唯一浮かぶ希望

空が崩れ落ちても

いつまでも照らせ

二人だけの未来を

2008/03/28 (Fri)

[146] 眩しい世界
詩人:あかつき [投票][編集]


なんでなんでしょう

あなたと一緒に居ると

僕としたことがついつい

バカなほど浮かれてしまう


ムッとした横顔見つめて

だらだら遅刻の言い訳

じんわり胸の奥に滲んだ

敗北感が妙に心地いい


なんて眩しい世界

めまいおこしそう

あなたなら僕の総てを

征服されても構わない



ジカンヨトマレ

2008/04/30 (Wed)
173件中 (21-30) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 18
- 詩人の部屋 -