詩人:あかつき | [投票][編集] |
呑んで、酔って、騒いで
暴れて、眠って
なんにも知らず
のん気に目覚めてゆく
散らかした物も片付けず
傷つけた人の名前さえも
なに一つ憶えちゃいない
ねぇあの子は誰だっけ?
ねぇここはどこだっけ?
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ビール片手に躍りだすのは
真っ赤なお鼻をしてるお調子者
宴の支配者のふりした敗者
はがれ落ちたメイク
果たしておまえ最後まで演じきれる?
まるで躍らされてる道化師
ほつれだした見えない糸
手も足も全部ばらばら
笑わせてるつもりが笑われてる
Shall we dance?
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愛がないのなら私の部屋を今すぐ出ていってよ…
愛を交わす隙間さえない
抱き締めたのは青いバラ
見つめるほど見えなくて
虚しさだけが募っていく
あなたへの想いはあなたには重い?
戯びのキスで本気になった私がいけないの?
あなたのその胸を引き裂いて見てみたい
逃げるようにテレビをつけないで
いつも隣で寄り添っているのに遠く感じてしまう
肌のぬくもりもその眼差しも私には届かない
愛がないのなら私の部屋を今すぐ出ていってよ
あなたのそのズルイほほ笑みを忘れてしまいたい
なのにあなたに寄り掛かってしまう自分が嫌になる…
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夢さえ見れない毎日に興味はない
虚しさ抱えながら明日の支度に取り掛かる
「タイムイズマネー!」
なんて言われ急かされるようにここまで来たよ
誰でもいい今夜くらい暖かい夢を見せて
いつまでやればいい?
どこまでやればいい?
やるだけやったらいい?
やらずに逃げてもいい?
ぶつぶつ言ってりゃいい?
誰か教えてくれー!!!
眠れずに身悶えてオメメを真っ赤に腫らしてる
一心不乱に戦って報われる日は来るのかなぁ
何もかも投げ出して眠っていたいけど
何ひとつ捨てられやしない
あと少しがんばってみたら一緒に寝ましょうか
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ありがとう
出ていくよ
柱についたいくつもの傷
壁についたポスターの跡
ふり返ればいつも無邪気にじゃれる日々
少し恐いけど
今ここで放たれたドアをとび出してみよう
ありがとう
出ていくよ
その愛情に救われました
ありがとう
ありがとう…
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なんでなんでしょう
三日しか経ってないのにこんなアリサマ
今頃あなたはなにしてる
電話でもしてみようか…
あなたが確かに寝てたベッドに寝そべっても
冷めきったシーツ
ポッカリ空いた空間
嘘のように僕を突き放すよ
大人じみたあなたの涙
無邪気なあなたの笑み
舗道の真ん中で不意を突かれたキス
全ての要素があなたを叫ぶ
どうしてこんなに切ないの
二度と逢えないわけじゃないのに
ねぇ
聴かせたい歌があるんだ
今あなたに逢いたい
夢のなかでもいいよ
できれば隣にいたい
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ねぇ
そこから観える景色は
どんな感じだい?
そこへ行って観てみたい
君が眺めてる七色の世界
ねぇ
ここから観える景色は
ぱっとしないんだ
ここじゃ何にも描けない
単調な色で染まった世界
昔ポッケに大事にしまった
ガラス玉は割れていたんだ
君に出逢って自分の虚しさ
気づくことができました
ねぇ
単色の世界に
君を描きたいんだ
悲しみがあふれる世界
君がくれた僅かな色で
何でも描いてみせよう
もうすこし
あとすこし笑っていて
迎えに行くから
どうかお願い
いつか君と
同じ景色に彩られて
キラキラの空の下を
手をつないで歩こう
笑いながら歩こう…
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先週末の飲み会で君のことを聴いたよ
良くないハナシを
誠実そうに見せといて誰かと笑ってる
言い訳はないのか
気休めでもいいから嘘だと言ってくれないか
君を抱いた手にやすらぎひとつないんだ
僕の前の君は本当は誰?
笑顔はたくらみの微笑に
囁きは悪魔の誘惑に
涙さえ信じられないよ
キスさえも苦く感じる
本当の君を教えて
僕を信じられないのは君
君を信じられないのは僕
アイツは笑って眺めてるよ
…もういいや…
君は誰だ?
いったい誰なんだ?
そして僕はいったい誰なんだ?
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顔を逸らして泣きだしたキミの肩を抱いてあげたい
無理にほほえんだりしないでよ
何かが胸を締めつける
悔しいの?
悲しいの?
気になってしょうがない
でも今はかまわない
気がすむまで泣いていいよ
誰にも見せたことのない涙を見せて
迷惑だなんてつまらない気を遣わないで
気のきいた言葉なんて言えないけど
キミさえよければずっと隣にいるよ
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ふたつの愛の狭間で悶えているボクを連れ出して
片一方は紅蓮の炎のように燃え盛る愛
片一方は紺青の海のように静かなる愛
嘘偽りのない想いを両手に握り締めて
独り広い空を仰ぐ
ひどく蒸し暑い夜
今だに引かない微熱
毎日がひどく憂鬱
激しいキスで誤魔化す
「一瞬でいいイカせて、そしてそのまま溶けたい」
報われる愛×報われぬ愛
なんて面倒な世界なんだ
グラグラ揺れる橋の上で必死にバランスを取る
冷め遣らぬ愛×彷徨える愛
やすらぎなんて無縁の世界
風船のように漂ったこの想いよ見事はじけとんでくれ