詩人:あかつき | [投票][編集] |
バイバイをしてすぐポケットの中に君を探す
なん辺こんな見苦しい失態くり返す?
体中が憶えているんだ
君が必要だって…
バイバイなんて言っといて心の隙間埋めるように
ちょっかい出して女々しい後悔くり返す
今更思い知らされてるんだ
君に依存してたって…
夜中打ち建てた誓いは
明け方に根元から折れて
ポケットには煙草…
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何も分かり合えないと誰も信じないで鬱ぐ
広く冷たいベッドのなか枕を抱いて眠る
もう少し器用に生きられたら悲しみどれだけ減るかな
もっとじょうずに心のドアひらけたらいいのになぁ
目には見えないこの想いを
手では触れないこの想いを
ただあなたに知ってほしいんだ
言葉の向こう側で微かに不器用な音色奏でているよ
誰もは入れないこの心の合鍵をそっとあなたにあげる
鈍く響くこの想いをあなたにだけ聞いてほしい
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明け方目覚め
ふと思い出す
行きつけの店
見慣れた仲間
馬鹿なほど騒いでた
そんな日が懐かしい…
あぁ独りきり
この広い世界の中
あぁ独り言
この狭い部屋の中
あぁ私だけ
置いてかれてるみたい
もうあの頃に
戻れないのは解ってる
なにかが壊れる
笑顔と一緒に
なにかが崩れる
涙と一緒に
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昨日小さな島国で産声上げた小さな生命
いつかどこかの戦場で悲鳴を上げているかも
涙で育てた花なんか送らないで
犠牲を含んだ平和なんかいらないよ
昨日小さな島国で産声上げた小さな生命
いつか僕らはその命
踏み越え笑えるのかな?
ちょっとばかりのやすらぎ欲しさにやつら
生け贄をせっせと拵える
平和のために立ち上がれなんて英雄気取りの思想
争いは争いしか生み出さないはずだろ
命が尽きるまで突き進めなんて時代錯誤な指導
僕らに必要なのは力でも見栄でもない
平和へ導く【9】
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一番星の帰り道
歌を口ずさんで
少しだけ寄り道
幸せ踏み締めて
「ただいま」ってドアを開ければ「おかえり」の笑顔
ぬくもりの淡い光
柔らかいピンク色
あの日キミが呟いたありふれた夢
指切りの代わりに抱きしめた約束
やすらぎの淡い光
暖かいオレンジ色
季節が吹き抜けても
消えないように
絶えないように
あの時のあの約束
微かだけど確かに
一歩ずつ今も進行中
形を変え色を変えて
輝いているよ
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愛は裏切りを産み‥
愛は哀しみを産み‥
愛は憎しみを産む‥‥
繋いでいた手と手が離れた瞬間に胸の最下層で
マグマにも似たような熱い感情が吹き出し始めたんだ
愛しく見えていた要素
それが全部憎らしく思えてなんか笑えたんだ
笑えたんだよ
陰と陽、愛情と憎悪
裏表一体のコイン
ふっとした切っ掛けでいとも簡単に変わる
背中合わせなんだ
ニクシミアイのスイッチ
単純な仕組みなんだ
ニクシミアイのシステム
‥さっき君と繋いだ手で今は君の首を絞めてる‥
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I'm liar‥liar‥
朔の夜更けに愛を囁きながらナイフを研いだ‥
軽いノリで迂闊に口にした
あなたのためにとついた嘘
今になって取り消したくて
さらにひたすら塗り重ねる
その箱だけはひらかないで
そのドアだけはあけないで
知ったらきっと嫌になるぞ
だからそこだけには触れないでくれ
あなたに言えない秘密を隠し持って
綻びひとつなくどこまでイけるんだ
綱渡りのように神経すり減らして
やすらぎひとつなくどれだけイえるんだ
脱出不能な迷路に迷い込んだ孤独のライアー
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「今日未明、練馬区で男性が死亡しました…」
無機質なTVのクライム
タレント風のアナウンサー
涼しげな装いで事務的に報じている
そんな類のニュースならいつも見せられているんだよ
命は消えるもんだと刷り込むかのように…
最近ボクの知人が突然逝ってしまった
熱い感情のクライン
幾百もの涙の粒に濡らされた夜、命の重さを知った
こんな哀しいニュースがTVの向こうにあるんだろうな
きっと…
TV、ゲーム、小説
いたる所に溢れている
「死」という響きに少し慣れかけてたのかなぁ…
不確かなものを信じて
生と死の間でもがくように
喘ぐように今日も生きる
生きる…
生きる…
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生い茂る木々を掻き分けて走る、走る、走る
荒れ狂う波を掻き分けて泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ
急かされるようにケツを叩かれスタートを切ったんだ
今さら止まれねぇ…
この道を進んだなら何が見える?
どこに辿り着く?
半信半疑、疑心暗鬼
それでも前に進むしかない
自分に言い聞かせて息を切らしてgo away
正しいとか間違いだとかそんな単純な問題じゃない
日進月歩、七転八倒
信じた方へ進むしかない
自分に言い聞かせて息を弾ませgo ahead
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さよならいとしき恋心
今でもやさしき恋心
想い出をだきしめて眠ろう
気がつけば時間だけがだいぶ経って
終着と出発の間に立って
逃げるように過ぎていくあざやかな季節
追いつけずに叫び出した蒼臭い精神
冷たく激しく荒れ狂う時の激流にのみこまれ
今君が想い出に変わってく
始まりを踏みしめた時
目を醒ます終わりと岐路
永遠を信じ刹那に怯え
儚くがむしゃらに求め合った
さよならいとしき恋心
今でもやさしき恋心
ぐずった精神を眠らせて
強がりとほほ笑みで手を振ろう
できればずっと一緒にいたかった
そんな願いもまた夢のよう
想い出をだきしめて眠ろう