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あかつきの部屋  〜 新着順表示 〜


[189] ヒソカナオモイ
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震えているのは身体なんかじゃない

震えているのはあなたを呼び止めるための声

ただじっと見送っているだけだ…



なにかを欲しがることはなにかを捨てること?

誰かを欲しがることは誰かを深く深く傷つけること?

そんな勇気も資格もない

そっと心の奥の方へ閉じ込める準備をしよう


あなたはふり向かない

それでも構わなかった

そんな虚しいひとりよがり

いつまで続くかな



この想いを告げれば今より楽になれるだろう

でもあなたは傷つくだろう

そうしたら僕は後悔するだろう



あなたはふり向かない

それでも構わなかった

僕がひとりで産み出して

ひとりで殺した想い


呼び声震える

涙零れる

これも恋のかたちだよね


ずっと強がって生きよう

だってきっとあなたは僕に気づかない

2008/05/17 (Sat)

[188] 臨港パーク
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白い吐息で儚く語り合う

肌寒い明け方の臨港パーク

悴む指で朧に繋いでる

薄暗い明け方の臨港パーク



言葉を選ぶほんの一瞬が

僕と君の距離

引き寄せることも

突き放すこともできず

沈黙を曖昧に漂う



始まることを告げるように

空を茜色に染めていく太陽

臆病な僕には眩しすぎた

君の瞳と暁の光

2007/11/12 (Mon)

[185] RUN&RUN
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ガキの頃夢見ていた景色とだいぶ違うなぁ

イメージはまったくあてになったもんじゃねぇ

憧れた星たちの光も最近なんか鈍いなぁ

夜空が必要以上に黒ずんで見えらぁ



ガキの頃探していた景色とだいぶ違うなぁ

どこでどう間違ったか今さら分かんねぇ

ポケットにしまっていた地図でも見てみようかなぁ

何もかも黄ばんでさっぱり分かんねぇ



ガキの頃信じていた景色とだいぶ違うなぁ

でもこの世界も捨てたもんじゃねぇ



走れ、走れ、あの丘まで

始まりの鐘を響かせて

余計な物は全部捨てて

真新しい想いを抱いて



走れ、走れ、あの丘まで

今は何も見えなくても

その小さな手だけを握って

色鮮やかな未来を目指して

2007/06/12 (Tue)

[184] 水平線に消えてった太陽
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太陽は暮れて

花は色褪せて

鳥は飛んでいった


樹木は枯れて

大地は朽ちて

友は消えていった



生命とは無常

神様とは無情

命は十字架に縛られる



花火のように

流星のように

あなたはぱっと消えていく


花びらのように

木漏れ日のように

追憶はいつまでも優しい


なにも語らない寝顔に

そっとやずぎを祈る



太陽は暮れて

友は消えていって

闇を月が照らす

2008/05/17 (Sat)

[178] 君と僕だけの世界
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背中を優しく照らして沈んでく夕陽

君を引き止めるために彷徨う言葉達

さよならの眩しい笑顔

こころの隅には孤独


時間も距離も全部越えていきたい

魔法じゃないけどきっとできるよ


僕のさよならをただいまに

君のさよならはおかえりに

別れの言葉はもう要らない

そんな君と僕だけの世界

2008/05/16 (Fri)

[175] 破滅のROAD
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「明日逢おう」って夜更けのメールに零れ出るため息

断りもできずのこのこ逢って募っていくのは不満

破滅のロード

まっしぐら

言いたいことの1/10も言わずにいつも燻ってる



小さな嵐を見過ごしてやがて襲う津波

追い討ちをかける後悔の嵐

「〜たら、〜れば」のオンパレード

破滅のロード

もう遅いぞ

やりたいことの1/10もやれずにそこで燻ってる

気づいたときには焼け野原

そしてそこにキミはいない

しゃぁない人生そんなもんさと自分自身に言い聞かせ

思い遣りでも優しさでもない

その場凌ぎの平和主義

2008/05/11 (Sun)

[173] Digging Dog
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どこからか匂っている
疑惑の匂いがプンプン

ここを掘れ、そこを掘れ
嫉妬の犬がワンワン


かまうなよ、どっかいけよ
夜も眠れやしねぇよ

うるさいよ、吠えるなよ
何も手につきゃしねぇよ


投げ捨てたウワサを咥えてこないで

知らなきゃよかったなんて後悔するんだから

余計なこと仕出かさないで

「おすわり!!」

そしてまた俺は振り回されていくんだ…



何もないことをただ祈っている俺

何かがあると尻尾を振って掘り続けている犬

還っておいで何も知りたくない

出来ることなら墓の中まで持って行ってくれよ


もう穴だらけの愛

冷たい隙間風

一心不乱に掘り当てたのはなんて醜い嫉妬心


愛は死んだ

埋めてしまおう…

2008/05/11 (Sun)

[171] 都会
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路上の空き缶が冷たい風に吹かれ

街往く人の隙間を通って

カラカラと転がってる



…誰一人気にもとめず目的地へと急ぐ…





階段を転がり落ちて

風に吹かれ向きを変えて

ベンチの下を潜って

僕の前まで来たんだね



…でも、僕もここを立ち去るよ…

2008/05/11 (Sun)

[168] 信じるしかないんだろう
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ケータイが震えてる

キミはあわてて手に取る

気まずい数秒

そして鞄に仕舞い込む

誰だと聞くのも野暮

取り乱すのは阿呆


大人のふりしたまま生温いコーヒー片手に外を見た


手をつないだ恋人どうしなにもかもを知っているの?

ねえ教えておくれ



自由に空を飛んでくようにキミの中で飛んでみたいよ

信じるしかないんだろう

そうだろう…

2008/05/11 (Sun)

[167] OVER
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出逢いなんて偶然で

別れはいつも必然で

笑ったりはにかんだり

わけもなくじゃれ合ってた

…鳥籠の中で…


ねえどうして人の心は離れていくの?

教えてよ



果てしない道の上でどこまでも行ける気がしてた

意味のない街の中で意味を見つけられる気がしてた

なのにどうして人の心は変わっていくの?

教えてよ



歩いてくキミにはもう

どんな言葉も届かない…

2008/05/11 (Sun)
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