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あかつきの部屋


[166] 眠ろう、もう眠らせて
詩人:あかつき [投票][得票][編集]


小さくなった灯が

二人の影を乱していって

すれ違う心と身体

ゆっくりぼやけていく…





嫉妬の海原に

強がりの船浮かべ

必死にバランス取ってきた

でも、少し疲れたみたい


眠ろうよ、もう眠ろう

散らかったおもちゃ片付け

最後の子守唄を唄ってよ



眠ろう、もう眠らせて

美しい想い出だけ抱きしめ

おやすみのキスをしたら

この灯を消すよ





静寂の中で見つけた答え

もう何も言わないでいいよ

2008/05/11 (Sun)

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