ホーム > 詩人の部屋 > あかつきの部屋 > 臨港パーク

あかつきの部屋


[188] 臨港パーク
詩人:あかつき [投票][得票][編集]


白い吐息で儚く語り合う

肌寒い明け方の臨港パーク

悴む指で朧に繋いでる

薄暗い明け方の臨港パーク



言葉を選ぶほんの一瞬が

僕と君の距離

引き寄せることも

突き放すこともできず

沈黙を曖昧に漂う



始まることを告げるように

空を茜色に染めていく太陽

臆病な僕には眩しすぎた

君の瞳と暁の光

2007/11/12 (Mon)

前頁] [あかつきの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -