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あかつきの部屋


[189] ヒソカナオモイ
詩人:あかつき [投票][得票][編集]


震えているのは身体なんかじゃない

震えているのはあなたを呼び止めるための声

ただじっと見送っているだけだ…



なにかを欲しがることはなにかを捨てること?

誰かを欲しがることは誰かを深く深く傷つけること?

そんな勇気も資格もない

そっと心の奥の方へ閉じ込める準備をしよう


あなたはふり向かない

それでも構わなかった

そんな虚しいひとりよがり

いつまで続くかな



この想いを告げれば今より楽になれるだろう

でもあなたは傷つくだろう

そうしたら僕は後悔するだろう



あなたはふり向かない

それでも構わなかった

僕がひとりで産み出して

ひとりで殺した想い


呼び声震える

涙零れる

これも恋のかたちだよね


ずっと強がって生きよう

だってきっとあなたは僕に気づかない

2008/05/17 (Sat)

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