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あかつきの部屋


[263] はなみずき -再開-
詩人:あかつき [投票][得票][編集]


夕暮れの帰り道

予期しない偶然

きみと鉢合わせ

戸惑うのはぼくだけ



相変わらずのほほ笑みと

すこしおとなびた眼差し



不器用な笑顔

浮かべるしか

なす術がない

こどものままのぼく



なにげない言葉たち

忽ち枯れたはずの花びらが

ひらりまた風に舞う



ほのかに漂う匂い

あきらかに現れる焦り

ぼくの中でまた花が咲く

2008/12/26 (Fri)

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