ホーム > 詩人の部屋 > あかつきの部屋 > ボクハココニイルヨ

あかつきの部屋


[288] ボクハココニイルヨ
詩人:あかつき [投票][編集]


生きることはくるしみと
偉人が書きのこした自伝

愛することはかなしみと
延々書きつづられた詩集

月のしたで読み耽ってる
ボクガココニイル



誰も通らない橋のうえで
真冬の寒さにこごえてる

誰も知らない痛み抱いて
真っ赤な涙を流している

矛盾を覚え途方に暮れて
自我と理性でおこる戦争



誰かに見つけられることを
誰にも解らない場所で待つ

ボクハココニイルヨと

2009/08/23 (Sun)

前頁] [あかつきの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -