言い出しかけた言葉を飲み込んでかたくとざした瞳飛び出しそうな真っ白い鳥を理由をつけて見送った言い訳を探しはじめるそれこそ出口のない迷路運命やさだめとただ言い聞かせながら毎日がこぼれてく僕にあとなにがある?逃げ出した過去投げ出した未来後悔はいまだ消えないどうしても忘れられない幻影にうなされて眠る夜もうだめと匙を投げ出したのはまぎれもなく僕自身繋がれない理由愛されない因果それはぜんぶ僕のなかぬぐいきれない逃亡癖
[前頁] [あかつきの部屋] [次頁]