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ぴんくの部屋


[69] ブランコ
詩人:ぴんく [投票][編集]

心の中の願いは
言葉にならなくて
裏返した君の笑顔は
私の中に住み着いた

出会えた意味を
必死に探した
フタリ記念日
つないだ手が
はなれることのないように
強く力を込めた

もっと高く飛べるって
本気で信じてた
もっとやれるって
完璧な自分装った
人前で泣かない
そんな私を壊したの

あふれ出した感情は
頬をつたって流れ落ちたけど
愛しい気持ちに
心あたたまる


このブランコが
決して止まることのないように
ねぇ、僕をうごかしてくれる?

いつもの冗談も
指切りも手紙も
なにもかも当たり前になっていく
それがつづいて永遠になるのなら

ずっとそうこの空は
果て知らず続き広がってる
きっと私は
両手かざして君を
もとめ続けるでしょう
君が見る空の上

君が恋しくて
全て掴めるような気がしてた
見上げた空は強がりな私を
優しく迎え入れてくれる

君を愛することで
自分を守ってた
倒れかけていた私を
ブランコに乗せた君







2005/03/01 (Tue)

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