詩人:桃井 美結那 | [投票][編集] |
“死ぬのは怖くない”なんて、ほんとは嘘だよ。
腕を切りながら、「出血したらどうしよう」とかびくびくしてた。
この先、どんなに辛いことがあっても、もう切らない。
みんなと一緒に生きたいんだ。
詩人:桃井 美結那 | [投票][編集] |
つたない足元
前はきつかった握力
遠くなる耳
だんだんと弱っていく祖父
「ひとりになってしまう」とぽつりと呟いた祖母
このふたりを『可哀相』と思うのはなんだか申し訳なかった
せめて空いた時間は少しでも会いに行こう
元気な姿をみせよう
おじいちゃんの好きなチョコケーキを作っていこう
おばあちゃんの好きなおいしいご飯を作っていこう
いまはそんなことしか出来ない自分がすごくもどかしい
だけどね
いつもおもってるよ
あなた達が居るからいまの私が居ます
まだまだ長生きしてね
詩人:桃井 美結那 | [投票][編集] |
あなたの願いは叶った
わたしは悲しい
あなたはあなたの幸せみつけた
わたしは悲しい
あなたは笑う
わたしは泣く
みんながみんな幸せになる道なんてない
詩人:桃井 美結那 | [投票][編集] |
光ル躰
激シイ吐息
はやく
はやく
―甘イ痛ミガ貫ク―
このままふたりで溶けよう
躰もこころも
最期は泡になってもかまわないから