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遥 カズナの部屋


[119] 日常
詩人:遥 カズナ [投票][編集]


雨が降る

じとじととした嫌気で部屋の中にぶら下がる情けなさ達

しわくちゃのありがとうが2LDKのアパートの畳に肩を竦め
あやしてもあやしきれないまま かたづけてもかたづかないまま
散らかった玩具に足の裏を痛め
舌打ちとため息に反射的にすすった鼻水を飲み込んだ

それは
喉を伝わり
胸をもやもやとさせ
しょぼしょぼとした視界
広げられてたち巻く新聞紙面のインクの香りに あぐらをかいた

感謝なんてどこにも載っちゃいないけれど…

ここから
会社迄は25キロある
往復50キロを軽自動車で行き来している

そう シートベルトなのさ大事な事は

いつもいつも 何気なく 






2008/04/29 (Tue)

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