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遥 カズナの部屋


[143] 命の感触
詩人:遥 カズナ [投票][編集]


星くらいに輝く
飛行機の灯り
ゆっくりとした
旅路を
ぼんやりと
眺めている事にすら
気づかずに
走っていたよ

形を探し

うつむき加減の記憶の頁をめくり
頬を抓ったり
その合間に
小便をしたりするさなか

きっと、これは
白いウサギが
校庭の飼育小屋
モグモグとする口元
なんだか
生きている臭い














2010/12/02 (Thu)

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