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遥 カズナの部屋


[202] シーソー
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

ぎったん、ばっこん
ぎったん、ばっこん

着地してから
踏ん張りながら
強く、上に向かって蹴り上がる
あの、気持ちよさといったら
他にない

ぎったん、ばっこん
ぎったん、ばっこん

同じくらいの体重の君の
背後の景色が
空になったり、地面になったりするのを
見あげたり、見おろしたり

ぎったん、ばっこん
ぎったん、ばっこん

飛び上がりは
自然に背筋が
のびのびとして
気持ちよく
降りると
しっかりした足元に
安心する

おわりたくない
見つめあいが
はじまっていた

君がいたから
僕はいる

2015/03/14 (Sat)

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