詩人:遥 カズナ | [投票][得票][編集] |
蝸牛が庭のニラに縋り付いていて
すぐさま毟り取り
叩きつけるように投げ捨てる
殺す気持ちでやった
次男が
午前中には終わるはずのクラブの大会が
午後にやっと終る
知らない父母が息子を家に送り届けてくれた
心から感謝しなければと頭を下げた
長男は
中3で受験生なのだが
ただで貰った学習机についていた椅子が
あまりに安っぽい椅子で腰を痛め
今日、中古の椅子を3000円で買い求めたが
とても良い椅子で安堵した
株式会社になったばかりの古巣
息子と同じ椅子をもう一つ買い求めていたので
会社の経費で落としてくれるようにと
明日は事務員に頭を下げて頼み込むつもりだ
後何年こうして稼げるのか
そう思いながら椅子を眺めた