爆竹で遊べたころ俺はしこたま蟻塚に爆竹を押し込み吹っ飛ばした夕飯の匂いが、どこの家からもして蟻になんの恨みもないのにやり抜た満足感が夕飯と火薬やら蟻達の死骸とばらけ足元にさらけだされていたもう暗くなりかけの夕闇を背に 我が家の扉を開くともう今は無き母が台所で何かしらしていて記憶と言うものはなんとせつないものかとつくづく思う
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