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遥 カズナの部屋


[341] 堕天
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

そらから
みはなされた
こころの
はしくれを
しならせ
たぐろうとしても
こころが
いわれもなく
あらわれていく

まぎわ まぎわ
爪先をひっかけようと
紙面の
滑りごごちを
噛みしめしながら
雨より
そぼろ そぼろ
おちていく

愛して

推敲も抑揚も
比喩さえ
ならない

こうしてこうして
こうして
こう


2022/07/18 (Mon)

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