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遥 カズナの部屋


[425] Poker
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

顎下にあてた
指先の匂いを
確かめる

俯瞰だけに囚われないよう

目線の先が
泳がないように
どれだけ
考えあぐねようが

残りの寿命のように
積まれたチップ

いつか聴いた事がある

「考えもなしに、尋ねてはらない」と

切り札があるのかないのか

ウェイトレスがうろつく足音
携帯のバイブレーション
溶けて揺らぐグラスの氷

揃いすぎた手札が
指先から熱を奪っていく

2026/02/16 (Mon)

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