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遥 カズナの部屋


[75] 普通になりたい
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

私の成り行きを

何一つと言えど人のせいにはしまいと

この体を結ぶ紐と言う紐を
きつく締めているつもりだ

片手で水を掬って稼ぐような日々

申し訳の無い思いをよそに

妻と幼子の拙い会話は

温かな湯のように

心の背から掛けられて

私は

解きほぐされる…




お前達の為に

病気に成らぬよう

毎晩飲んでいた酒も止めた

酔って嘘塗れに塗り潰されてしまいたかったこの世界で

お前達は私の道しるべになったのだ




その道すがら

いつか

当たりまえの

普通の詩を

書いてみたい…

2005/12/28 (Wed)

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