詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
翼があるから
空を飛ぶのに
綺麗な場所には
天使は要らないと
堕ちる自分に黄昏る
降り立った地上では
誰にも見向きもされず
救われない人々を尻目に
ひどく落ち込み
そのまま地獄へ
汚れた天使には
誰も用がないのだと
空の上では気付けなかった
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ザボス!
かぼすじゃない
ザボス!
THE BOSSじゃない
ザボス!
なんだか分からない
ザボス!
だって今思いついたから
ザボス!
名字募集中
ザボス!
上記募集は打ち切りました
ザボス!
丸い気がする
ザボス!
さわると爆発するかも
ザボス!
割とイイ奴だったり
ザボス!
ザーボンさん?
ザボス!
13ザボスざます
ザボスが町にやってくる
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真相は
マルじゃないと知った
幾つカドがあるのか
見つけたくなって
探し始めた
止まらないのは
気付かない証拠
数ある面の一つ
その上を
ぐるぐるぐるぐる
回っているだけだと
知らなければ良かったと
言いだすまで
歩き続ける
定かじゃないんだ
本当は
光が当たり
足元が輝き出した
やがて
夜が来るまで
ぼくは見ていた
世界の一面を
お互いの存在を知った
一人じゃないって
気付いた
照らせ
もっと明るく
照らせ
いつか見えなくなっても
照らせ
そうすれば分かる
照らせ
一つじゃないって
照らせ!
僕らの世界を!!
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そう
知らないうちに
昇っていく
望んでもいないのに
進んでいく
止められない
止まらない
僕の意志では
どうにもならない
無意識に
自動的に
また一つ
レベルが上がった
いままで通りにいかない
もっと濃く
もっと深く
俺が欲しいものは
もっと上質な
もう
降りられない
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熟れてゆく世界
身を委ねれば
汚れてゆく
硬貨のように
果実を噛る
芯に残った
歯形でさえも
成長の過程で
喪失われる
拡大しては
欠ける宙を
右手で回せば
扉は開く
明かりを点ける
波紋を呼ぶ
終の棲家が
全て散るまで
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ある晴れた日の午後
きみは枯れた
ぼくが泣かなかったから
君は枯れた
僕が幸せになったから
風が強く吹いて
空が深く曇ってく
もうすぐ雨が降る
いまさら遅いな
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凄んでみせた
何を言っても
どうせ歪んでしか
伝わらないから
ほらやっぱり
逃げ出した
僕の側から
離れないのは
呼吸を止めた
ドクロと
止まない風だけ