詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
熟れてゆく世界
身を委ねれば
汚れてゆく
硬貨のように
果実を噛る
芯に残った
歯形でさえも
成長の過程で
喪失われる
拡大しては
欠ける宙を
右手で回せば
扉は開く
明かりを点ける
波紋を呼ぶ
終の棲家が
全て散るまで
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そう
知らないうちに
昇っていく
望んでもいないのに
進んでいく
止められない
止まらない
僕の意志では
どうにもならない
無意識に
自動的に
また一つ
レベルが上がった
いままで通りにいかない
もっと濃く
もっと深く
俺が欲しいものは
もっと上質な
もう
降りられない
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真相は
マルじゃないと知った
幾つカドがあるのか
見つけたくなって
探し始めた
止まらないのは
気付かない証拠
数ある面の一つ
その上を
ぐるぐるぐるぐる
回っているだけだと
知らなければ良かったと
言いだすまで
歩き続ける
定かじゃないんだ
本当は
光が当たり
足元が輝き出した
やがて
夜が来るまで
ぼくは見ていた
世界の一面を
お互いの存在を知った
一人じゃないって
気付いた
照らせ
もっと明るく
照らせ
いつか見えなくなっても
照らせ
そうすれば分かる
照らせ
一つじゃないって
照らせ!
僕らの世界を!!
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ザボス!
かぼすじゃない
ザボス!
THE BOSSじゃない
ザボス!
なんだか分からない
ザボス!
だって今思いついたから
ザボス!
名字募集中
ザボス!
上記募集は打ち切りました
ザボス!
丸い気がする
ザボス!
さわると爆発するかも
ザボス!
割とイイ奴だったり
ザボス!
ザーボンさん?
ザボス!
13ザボスざます
ザボスが町にやってくる
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翼があるから
空を飛ぶのに
綺麗な場所には
天使は要らないと
堕ちる自分に黄昏る
降り立った地上では
誰にも見向きもされず
救われない人々を尻目に
ひどく落ち込み
そのまま地獄へ
汚れた天使には
誰も用がないのだと
空の上では気付けなかった
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日々
毎々舞い舞い
My way
木々
毎々マイマイ
カタツムリ
目をつむり
耳澄まし
感じるままに前へ
My way
在り来たりなここ最近
使い捨てるだけの毎日
繰り返してみても
塗り替えてみても
置き換えてみても
振り返ってみても
いまひとつピンと来ない
月日は流れて
忘れられてく
あの日あの時
何があったか
何もなかった
そんな感じ方
僕にあったか
僕になかった
こんな感じ方
辿り着いたのは
歩き始めて
後退さって
何歩目だ
ココはどこだ
考えても
マジ分かんねぇ
何聞いても
ワケ分かんねぇ
頼りになるのは
己だけだ
俺だけだ
今どこに
立ってたって
どこへだって歩けるから
自分信じて
進めばいい
分かったか
そら行くぞ
振り出しよりも
前へ 前へ
My way!
振り出しよりも
前へ 前へ
舞い Yeah!
目の前には
道があるから
いつだって
どこだって行けるから
信じて進め
前にway
だから前へ
Yeah!!
振り出しよりも
前へ 前へ
My way!
振り出しよりも
前へ 前へ
もっと前へ!!
Yeah!!!!
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あ〜なんか遠退く
私は
私から離れてって
私は
私じゃない誰かに
嫌だ
助けて
君は君を
自分の力で
自分の中に留めるのに
精一杯で
誰かや僕が
触れようとした手は
君を擦り抜けて
虚空を振る
僕に
どんな力が
備わっていても
違う次元に
流された君を
助けられないよ
どうしよう
今日もまた
君が戻ってくるのを
待つしか出来ない
どんな僕も
役には立たない
こんなにも
苦しんでる姿を見ても
待つしか出来ないんだ
一人ぼっちを救えない
いつまでも
手をつなげないまま
隣に居るよ
いつまでも
ここに居るよ
君が再び
目を覚ますまで
僕は隣に居るから
私は
私は
誰の手も
掴めずに
沈んでいく
頭から吐いて
浮かぶのは
痛みだけ
嫌だ
助けて
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揺れる左足の爪先
小刻みに震えている
私の思いとは裏腹に
静かに
けれども確かに
不確かに動いている
もうやめようか
事態を深刻に考えるのは
侵されていく脳
膿が波打ち溢れて
悪化していく
これ以上悪くは
ならない程に
悪化していく
退化していく
されども進む
私は進む
よちよちと
途方にくれながら
私は進む
ルルララルララ
ルルララルララ
アーアアーアアアー
止まる日が来る
他の全てを
片付けてしまっても
一つだけ離せない
たった一つ
ただ一つだけ
醜く可笑しく
奇妙で笑えない
それでも
僕は離さない
もどかしく
恐ろしく滑稽な姿で
君を離さない
壁一面に咲くのは
なんとも
あっけない話