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高級スプーンの部屋  〜 新着順表示 〜


[185] 飛べガンジー
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一瞬でいい
ほんの一瞬でいい
君に笑顔を灯せたなら
ぼくは他に何も要らない

さよなら地球
そう遠くない未来
この星は滅ぶであろう
我々人類の手によって
なんだか固い
語り口調でしめる
こんなんでいいのか
本当に

最近の映画にゃ
ロボットがわんさか出演
そのうち俳優も
観客もみんな
オートマチックになって
ロマンチックとおさらば
さよなら私

飛べガンジー
それからどうなる
これからどうなる
ビルから飛び降りた後
宇宙人に侵略された後
どうなるんだ
地球は
俺は
あなたは

飛べガンジー
飛んでくれ
逃げるんじゃない
帰るんじゃない
手を振ってる場合じゃない
今じゃないのか
景色を変えなくていい
己を変えるのは

飛べガンジー
心のどっかから
散布するんだ
その馬鹿なパワーを
この馬鹿なキモチを

一瞬でいい
ほんの一瞬でいい
君に笑顔を灯せたなら
ぼくは他に何も要らない
とは言えないけど
だって酸素とか水とか
光とか牛丼とかさ
いつまでも笑っていたいし
だから

飛べ人類!!

2005/04/27 (Wed)

[184] エラ呼吸の不必要
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カモにもなれず
逃げ惑うヒヨコ
灰色の隠れ蓑を纏う
陽の光避け
闇夜に怯え
中途半端な立ち位置で
クジャクにも
カラスにもなれず
薄っぺらい
グレーの羽を
ひっぺがせば
尻尾を巻いて
逃げるしかなく
コウモリにも
ネズミにもなれず
金魚鉢から飛び出して
息もロクに出来ずに
醜く藻掻く
絡まるクモの糸で
動けなくなるまで

2005/04/27 (Wed)

[183] ヌケガラミリオンヒッツ
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ねぇ皆
ボクはここに居るよ

最初のが一番良かったって
皆そればっか
だから嫌んなって
脱ぎ捨てたんだ
そしたら誰も
ボクを見なくなった

あれから何度も
何度もカラを脱いで
成長したのに
はじめの頃よりずっと
ずっと良くなったのに

こっちだってば
そこにはもう
ボクは居ないよ
そこにあるのは
ただのヌケガラだよ
そんなの囲んでないで
こっちを向いて

ねぇ皆
ボクはここに居るよ

2005/04/27 (Wed)

[182] あいことちがうこ
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誰もが大好きや言う歌を
相方は嫌やって
そっぽ向いてたな

俺やって
元気になれる曲やのに
なんでなんって
聞いても答えてくれんし

寂しいなぁ
反響カムカムやで

分からんけど
その歌聞くんやめたら
いつものヤツかけてたな
まぁアレはアレで
良かったんやけど

バイトの子が
最近ハマってるって
言ってたから
久しぶりに
また聞いてみてん
でもなんか
あんましやったわ
なんでやろな

この気持ちなんやろ
とか聞いてみたいけど
聞いても誰も
答えてくれへんしな
今は一人やし

まぁ元・相方が居てても
答えてくれへんかった
やろけどなぁ

あー寂し
カムカム反響やで

2005/04/27 (Wed)

[181] 春風、君の手、なびく髪。
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その小さな両手を
大きく広げ
君は何を待っているの

隣に居る僕には
目もくれずに
遠くを見つめてる

必要なのは
二人だけだねと
目を合わせ笑ったのは
いつの日か

こっちを向いて
また笑顔
見せてくれるのを
夢の中
僕は待つだけで

望んだ想いは
時に飲まれ流され
君はどんどん遠ざかる

春の風
なびいた髪は
誰のもの
ふわりふわりと
優しく舞って



2005/04/26 (Tue)

[180] 夜、歩道橋の上から。
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お空には三日月
僕は
歩道橋の上から
走る車の群れを
見つめてる
こうしてるとなんか
落ち着くし
何処か遠くに
行けるような気がして
いつまでも眺めてるんだ

クスクスと
声がする
誰だろう振り向くと
夜空が
白い歯を見せ笑ってた

これから進む未来や
いままで歩いてきた過去や
今悩み考えてる全ては
星の数にも満たない
それでも
僕は立ち止まって
今日もまた歩道橋の上
行き交う光を眺めてる




お空には三日月
コンビニで
雑誌とパン買って
家に帰る途中
ふと空を仰げば
まだ
君が居て僕に
白い歯を見せ笑ってた

2005/04/26 (Tue)

[179] 火火火
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来たぞ来たぞ
やって来たぞ
何も用意出来てないのに
容赦なく来たぞ
東西南北上下左右
四方八方から攻めて来たぞ

こんな状況
聞いてないよ
余裕もないよ
いつだってそうだ
準備万端万全になるまで
待ってくれはしない
スタートはいつも
マイナスからさ
焦って汗
テンパって冷や汗
滝の汗に鯉も昇天だぜ

もうやるしかない
悩んでたって
やられるしかないなら
やるっきゃないでしょ
ヤケになんかなってない
だって俺だって
やるときゃやるぜ
燃えているんだから
火傷するなよ
アッチッチだぜ

クヨクヨしてても
ナヨナヨしてても
もう始まったんだぜ
合図が鳴ったら
行くっきゃないでしょ
トコトンどんどん
やっておしまいなさい
ガンガンガガガン
行こうぜ派手に
ドンドンドドドン
ぶっ放そうぜ

来たぞ来たぞ
やって来たぞ
何も用意出来てないのに
容赦なく来たぞ
東西南北上下左右
四方八方から攻めて来たぞ

やるからには勝とうぜ
勝算のない小三の頭で
称賛浴びずビール浴びろ

さぁさぁさぁ
行くぞ行くぞ
さぁ行くぞ
燃え盛れファイア
猛り狂えファイア
焔の龍が舞い踊るフレア

ボゥボゥボゥ
ボゥボボゥボゥ

火炎のように
オレを放射だ
ファイア!!

2005/04/25 (Mon)

[178] 裏通り垣間見るカラスの友
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理解されにくいから
興味を抱き
理解されにくいから
誤解を招く

背負ったモノは重たくて
でも放したくはない
誰にも渡したくない
けれども少しだけ
誰かに支えて欲しかった

素直になれない
君が放つ
悩み苦しみ
でんぐり返りの裏返し
君の
その
素直になれなさが
実は本心だったりする

もっと知りたいような
知りたくないような

深まりたくて
関わりたくなくて

気持ちの矛盾
不純な気持ち

どうしようか
迷いながらも

また君を見て震えるのさ

2005/04/24 (Sun)

[177] 胃袋とタマシイ
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危険を孕み
恐怖を産む
一寸の光に繋がる尾
断たれ一縷の望み絶たれ
連鎖する地獄に堕ち
産声上げる

1クリックで
奪われる数多の運命
それでも自ら掴んだ
ドアノブ回し
命運分ける扉
今開ける

心踏み入れしは
漆黒の胃袋の中
あらゆるもの
残酷に無慈悲に溶かし
底にあるもの
跡形もない

何もない背景なら
振り向かずに進むんだ
希望など信じなくとも
笑えるように
生きることを楽しむ為に

どの未来に
向かって挑んでも
罠にハマり途絶え
弧を描き戻り
再び無に帰り元に孵る

囚われている
変わらぬ闇のオリの中に

それでも俺は進むんだ
いつか消えても
いや消えはしない絶対
こんな胃袋
ブチ破ってやる

食われてたまるか
このタマシイだけは

2005/04/22 (Fri)

[176] 洞窟のマリア
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例えば僕が
君から自由を奪い
オモチャにして
散々遊んだ挙句
性器に手榴弾を仕掛けて
爆発させても
僕に微笑んでくれますか

洞窟に光射す時
陰る顔で刺す時
慈愛に満ちる瞳
狂気の前歪む瞳
安らかに眠る人
苦しみ眠れぬ人
祈りの先に或るもの
怒りの先に在るもの
貴方は本当に神ですか
撮り方次第で神ですね

開けた肌
足元に髑髏
微笑んでいた君が
手足に杭を打ち込まれ
磔にされた頃
聖書片手に
自慰行為して
嘲笑しながら僕は
幸せを強く望んでいた

信じるか
信じないか
関係なく
出会った全てを
君は愛せますか

2005/04/18 (Mon)
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