| 詩人：高級スプーン | ［投票］［編集］ |
もう少し起きていようか
天井と向き合って
あえて眠らないのは
あと少し起きていたらさ
変化しているから
味わえるかもしれない
今とは違う自分を
ダメかもしれない
けれども
このまま
あっさりと眠るのが
怖くなって
ベッドから沈むまで
眠らない
薄明かりの夜。
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女を知っていますか
男を知っていますか
人間を知っていますか
手袋しないで
大丈夫なの
手をつなぐ時
アルコールで
消毒しないの
キスをする時
何処まで二人は
触れ合う気なの
セックスする時
あなた死にたいの
愛の有無関係なく
隙間から雑菌繁殖
腐食汚職月食過食
穴から出たり入ったり
なんの手立てもないのに
信心唇
針進侵
振震呻
深芯真
哂呻死
不明な点が多過ぎる
何故どうして人間は
人間なのか考える
信疑体が擬態
何処に行くの
人間同士性交渉決裂
だから結局何が言いたいの
伝達聞こえず
直接密接
密封開封
開脚入根
あなた死にたいの
何フェチですか
感じる場所は何処ですか
ＳですかＭですか
大きさは経験値は
人間が好きなのですか
まわりくどく直線的に
怪物変貌道程童貞処女喪失
どうでも良すぎる
眠気には勝てないわ
人間など進化するな
おたまじゃくし
ガブガブ飲み干して
どうにかなりそう
性別識別制御不能
無能自我精神崩壊
機能不全間接致命傷
奈落堕落罪罰
我駆逐撲滅され消滅
帰らぬ人永遠に壊滅
出来ることなら
愛憎欲求の果て
蠢く快楽最高にして
幸福絶頂転換不幸の鈍底
絶対絶望的観測の中
あなた死にたいの
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夜更かしして
なんとなく出た答は
卵より
ニワトリが先だ
ってことで
君が居たから
僕は好きになったんだと
ホントはどうだか
分からないけど
眠る前に
少しでも
ハッキリさせたくなった
メールよりも
電話よりも
今すぐ会いたい
マジになって
ギャグ連発して
笑い合いたい
思い描くのは簡単だ
カタチするのが難しいんだ
こんな片思いは消えず
明るい未来思い描けず
とにかく今は
とことんやるっきゃない
苦しくて泣いても
楽しくってウキウキで
二人一緒に笑えれば
ハッピー
イイ感じ♪
なのになぁ
早起きして
考えた難題は
恋か愛か
ライクかラブか
そんなもん
どんなんでも良く
でもなんとなく
ハッキリさせたくなった
どんな想いであれ
どんな形であれ
君も僕を好きであれと
困難な問題ばかり目に入り
正確な解答は見つかんない
でも
君が居たから
僕は好きになったんだ
ハッピーハッピー
二人楽しく笑いたい
今日も明日も明後日も
二人一緒に笑えれば
ハッピー
イイ感じ♪
なのになぁ
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押し込められて
蓄まったもの
我慢出来なくて
解き放った
つまりは
そういう事なんだろう
詩に詞をつけたくない
伝えたいものがある
でも伝え方を忘れた
一人遊びから
一人歩きへ
そして迷走するコトバ達
此処に居ちゃいけないと
呟いた
でも
この場所に
最初から僕は居ない
つまりは
そういう事なんだろう
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あと数日で
足の踏み場も
無くなるだろう
誰も戻らない部屋で一人
やり場のない
数々の理由を放り投げたら
ゴミ箱に入らなくて
でも興味を失ったから
その先は知らない
どうせその辺に
転がっているんだろう
僕は
この部屋から消える事なく
いつまでも散らかっている
知らぬ間にいつも
片付けてくれていた
君の
足の踏み場が消えるまで
あと数日
予め用意された道筋は
落とした形跡に隠されて
分からなくなってきている
捨ててきたものはまだ
手の届く範囲内に
あるというのに
失ったものはもう
部屋から出たきり
戻ってはこない
行き場の無い僕は
いつまでも呆然として
帰らぬ君を待っているのに
取り戻せない記憶が
全て埋もれて
思い出せなくなるまで
あと数日
鳴らないのは
この手が遮るから
響かないのは
この声が断るから
そして君が
理由を拾い
震えを受け取ったのは
それから数日後の事だった
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浮いたり沈んだり
事実に触れると
僕は変動する
見えない矢印の力に
ねじ伏せられて
僕は進行する
誰かが自分を持っている
僕を操作するのは誰だ
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ホンモノヲサガソウ
ホンモノヲサガソウ
ラシンバンコワレチャッタ
誰も示してはくれない
この胸に
突き刺してくれはしない
分かったふりをして
分かろうとはしない
あぁ
前にも綴ったっけか
覚えてないや
忘れよう
まだ見ぬ先にしか
道は無く
駄々をこねても
引き返せっこない
感覚感情を見失い
示されない針の先
自ら指差す方向へ
探しに行こう
本物を
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『いつか』は
当に終わっているのに
いまだに僕を悩ませる
過ぎ去った
あの日
僕は決断しなかった
あの時
すでに決まっていた
これから先どうなるかが
なのに止められない
結果に経過した
『いつか』を
手繰り寄せようと
悩み続ける
それは決して
逃れられない
終点から
離れようとする
行為にも似て
あれもこれもどれも
自分だと認めて
受け入れる勇気が無くて
停止を繰り返す
君には最初から
悩みなど無い
全ては『いつか』に
解決したから
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そこのお前
代わりにやってくれよ
俺にはもう
どうにかしたくても
どうにもなんなくて
どうにも出来ねぇんだ
言い訳だな
ここから動けねぇよ
どうでもいいから
どうにでもなれみたいな
何かもっと違う
あきらめ方が出来りゃ
どうしようもない全てを
どうにか突破することが
出来たかもしれねぇが
言い訳だな
もう全く動けねぇよ
お前なら
やれるんじゃねぇか
なぁ