詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
ロックの在り処を
教えて欲しい
どれだけ
目を凝らしても
その先が見えないよ
殴り書きされた
夕空の向こう側
豊かになったって
満たされないと
知ってしまった
飽きても飢えても
欲は尽きないもんだって
皆と仲良く
生きるってのは
協調性を
強調しなければ
いけないんだ
これだけ強要されれば
孤独を感じて当然だ
大層な事など無い
ただ僕は
誰にも合わせずに
自分に似合う生き方を
したいと思ったんだ
だから
ロックの在り処を
教えて欲しい
誰以上
誰以下でもない
自分である為に
ロックの在り処を!!
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追われて終わるのを恐れ
目標を持つのをやめた
上辺だけは
いままで通りで
僕、笑ってんだ?
やれ沢山の人に
愛されたいだとか
やれ葬式の代わりに
カーニバルが良いだとか
気持ちだけ先走り
どんどんコースから
外れてった
もうココには
来ないだろうと
後何回呟くのか
砂漠で金脈を探すって
出掛けては
オアシス探してる
救いよう無いって
欝だって言って
救われるのを待ってる
心に偽り巣食ってる
最近は嫌な夢ばかり
それでも
眠りたくて仕方ない
考えるのをやめたくて
浅瀬で溺れ誰の助けを
僕、待ってんだ?
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浮かぶ言の葉掴んで
殺さぬようにそっと
優しく放してやると
目の前に広がった
心の風景
飽きもせず
そんな事ばかり
繰り返す毎日
いつの間にか
前にも見たような
景色しか飛ばなくなった
同じ詩しか書けない
そう気付いても
止めずに
止められずに
言の葉を使って
心を描いた
一人一色の世界で
この気持ち省けば
僕は残らない
だから、
想いに浸かり
言の葉を待つ
深みにハマらぬよう
自らを侵さぬよう
狭間に身を潜めて
閃き舞い降りる瞬間を
じっと待つ
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幸せは
幾つあっても足りないのに
その数には限りがあって
しかもそれすら
全ては掴みきれず
零してしまう
欲しても叶わず
必ず何処かで
不幸になって
どうしようもなく
立ち尽くすんだ
本当は誰もが
選択肢の無い道を歩み
迷うことなく
与えられた仕事を全うし
無事一生を終えるんだろうそれなのに
運命に抗い
道なき道を進み
在りもしない出口を探し
迷っては立ち止まる
なんて馬鹿なんだ
輝く星よ笑ってくれ
そうすれば僕も笑えるし
幾らか救われるから
次の瞬間
暗雲に飲まれて
星は跡形もなく
消え去ったけれど
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書いた詩を消し
消しては書いての
繰り返し
結局
今日もまた
満足いく事なく
眠れぬ夜を
歩いてる
こんな日の空は
ここからでも
不思議と綺麗に見える
少し心が洗われた
けれどまだ
僕には
出口が見えてこない
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平気な顔して
呑みまくり
屁を庇る
ノリノリの友
盛り上がり帰り道
へべれけ歩きで
人生に躓いた
辛社│へ へ〃
い会│の の
で人│ も
すは│ へ
な └───┘
ぁ
笑
へのへのもへ詩゛募集中☆
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肌寒い風が吹く
偽善者蔓延る
此の街に
世間知らずの
返り血が舞う
其の時
芽生えたものは何
遊びにしちゃ
度が過ぎるよって
弄んだのは
何処の誰ですか
玩具じゃないよ
手厚く弔えぬ
一昨日知った他人など
妖も面食らう
そこまでするのかと
悪魔も棲みつかぬ
心の闇深すぎて
面白さの半分は
人にしか理解出来ぬ
悪ノ華咲ク
君ハ何想フ
死神すら近寄らぬ
罪深き僕は
好奇の眼に晒される
君の瞳が深紅に染まる
人は皆
可哀相な生き物か
真の惡は
何処の誰だ
咲き誇るは人の業か
生暖かい風が吹く
理由もなく
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雲が行く
星が行く
なら僕は 何処に行く
知りませんが
大丈夫
君さえ居れば
何処にだって行けるよ
海が行く
空も行く
なら僕も 出掛けようか
雨の日だって
晴れの日だって
君さえ居れば
何処にだって行けるよ
僕が行く
君も行く
何処にでも
お好きなように
出掛けなさいな
そうします
来るべき時代に備えて
必要なものは
君と僕
それだけで
何処にだって行ける
世界にと
願いを叶えたいな
さぁ何処行こう?
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今にも切れそうだ
近頃は
充たしても
満たされなくて
スグに
足りなくなるし
手繰り寄せる
未来の先に
何かがある
何があるんだ?
見当もつかないが
ゴールするより
終わりが先か
気になって
怖くなって
考えるのをやめたけど
もう眠れない
目を開けたまま
宙を見ていた
止められないんだ
止まらないんだ
いつか切れると
知っていても
あと少しだけ
もう少しだけ
現を見させて
何かがある
あともう
ほんの少しで
辿り着く筈だから
待ってくれ
何処に連れて行く気だ
そっちには
何も無―
∞
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熱があがる
とても苦しい
私は
生きているのを
実感した
返して下さい
温もりを
暖かさを
熱を下さい
安らいだ表情から
消えていくもの
奪わないで
熱を下さい
その苦しみが
生きている証拠
この苦しみから
解放されるには
熱を捨てなくては
見えますか
感じますか
温もりを
暖かさを
熱を下さい
苦しくてもいい
残るものが
まだあるから
余った熱を
分けて下さい
今は
ひたすら熱を欲す
この手に
温もりを
暖かさを
苦しみを
熱を下さい