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もう
ドウデモイイ
それが
君
の
強
さ
な
の
か
?
ヤバイ
電 切 そ
池 が れ う
だ
弱くなってっま弱
こ
の
ま
ま絶えてしまうのか
プッツリ
と
連絡
は
途絶えて
まるで
この世に
居ないみたいだ
消エルッテ
何ガ
消エタノ?
僕一
等デ
ハシ
皆ョ
デ?
消える時ハ同じ時に
燈した明かりを
OFFに
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嫌われてもいい
自分を通す
結果
死んでしまえ
と
己を吐き捨てた
それでも
破棄出来ず
ポケットに
しまってしまった
愚かさが
今も
もどかしい
これ以上
近付けば
見失うよって
傷付いた自分連れて
一体何処に
此処に居る事
を
望まぬ君
は
此処に居たい
と
願う僕なのに
側に居たい
大好きな君の側に
片時も離れずに
居たかったのに
切なさ
が
大きくなる
刹那
膨む想い
は
壊れて消えた
意味など無い
ましてや
必要など無い
人の気持ちなど
到底
分からない
でも
心
なしか
胸が痛い
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苦しみ打ち消し合い
愛舞いミイラ
向こう岸で笑う
釣られて笑った僕
ゾンビ取りがゾンビに
そんな日があっても
別に良んじゃない?
沸き起こる衝動
君と結び付き酸化
ボクのバカ
凍結した前夜
還元した今夜
幸せの形を変えた夜
三日月の光加減が
今の二人にゃ
ちょうど良い
にわか雨降る庭
二羽のニワトリ
ヒヨコに成長
オレンジ色の夜に
黒星がよく映えるや
ハレルヤ晴れるや
パエリヤ食べたい
この地に生えて
私舞います
ミイラと見出だす
片翼と片鱗
なんとも不埒
I my me
夢に癒える
君に言えぬ
I love you
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英雄=成功者?
果たして本当に
そうなのか
世界は廻る
進化の手前に
あったモノは何?
何も存在しない
『無』が
完璧だったなら
僕らの起源は
完全なる失敗作だった
止まった世界
光閃き
0→1へ
動き始める
何も無ければ
悩みを抱えて
重たい足を
引きずりながら
進まなくても
良かったのに…
解いて
問われて
訪われて
説いて
廻る世界
止まる僕
進化は失敗から生まれる
何度も何度も繰り返す
その最中に浮かぶもの
『有』に
限りがあるのなら
何度目かに投げたサイ
示した先は↓
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実際には
どんな人なのか
誰も知らないのに
僕は君を
好きになった
実際には
どんな人なのか
誰も知らないのに
僕は君を
嫌になった
ノンフィクションは
脚色されて
寓話になって無事完結
終わり良ければ全て良し
だから
本当の君や僕は
この話には
登場しません
後から聞いた話によると
僕なんて
居なかったんだってさ
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魚が横顔から
不気味に笑った
「オマエ
俺と同じだ」って
いつからか
笑わなくなった
生きているのが
やっとだった
いつも
ゆらゆら
揺れていた
古蝶のように
魚が微嗤う
「オマエの
体をくれよ」と
そうすれば
一つだけ願いを
叶えてくれるらしい
寒気がしたけれど
自然と頷いていた
魚は
僕を嘲笑った
死んだ目を輝かせて
「アリエナイモノに
縋る
オマエは何者?」
生きた心地のしない
この階を下りれば
変われると思ったのに
古蝶のように
ゆらゆらと舞う
水面下を
魚が笑った
僕の顔をして
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ごめんなさい
大切な君に
ごめんなさい
TVや新聞やラジオ
私小説から
被害にあった本人から
直接聞いた話まで
自然災害についてなんて
毎日様々な媒体が
危険なんだって
警告しているのに
いままでロクに
知ろうとしなかった
聞こうとしなかった
事態を把握してなくて
バカな事を言った僕
君の言った
「怖いよ」って
震える声を聞いて
ようやく知った
ゴメン
何も出来なくて
本当にゴメン
そんな僕に
「アリガトウ」って
君は言ってくれたけど
今は君の無事を
祈るしかないよ
今すぐに会いたいよ
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六十億の星
それぞれに舞台があって 物語があって その中で生きる君が居て
星は輝き宇宙を照らす その光が眩しすぎて 君は何も視えなくなった
不意に真っ暗になり また何も視えなくなった 星達は流れ どこかに消えた
取り残された 虚無と絶望漂う海で 唯一人の君は呟いた『何も視えないのに どうして闇が視えるんだろう』
あぁそうさ 君自身も星なんだ その輝きが宇宙を照らし 世界を映し出したんだ
いつか星は燃え尽き 塵となって消える それでも今 君は光り輝く
希望が全て闇に飲まれても 光は失くならない
君一人輝けば
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今も生きていて
ゴメンナサイ
取って付けたような
出来損ないのクズ
考え始めりゃ
自己嫌悪ばかり
どうしようもない
だから何もしない
放置したまま
うずくまり
思考にブレーキをかける
誰に何を言われても
心が塞がり聞こえなくて
そんな時に頼るものは
宗教でもネットでもない
己自身だ
殴ってみろ
ナイフで
体を傷付けたって
心までエグれないぞ
どれだけ痛ぶったって
それじゃ
保護してるのと同じだ
嫌っている癖に
可愛くて
仕方ないんだな
どれだけ挑発しても
震えるだけの握り拳
僕の勇気
今日はここまで
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アクセスしようと
クリックしたら
エラーになった
消えていた
一瞬の擦れ違い
僅かな誤差が
命運を分ける
運命とは何か
偶然なのか
必然なのか
いずれにしても
些細なもので
従うとか
逆らうとか
選択の余地はなく
隔てる垣根などなく
されど断たれる
流れの何処かに
身を潜め
過ぎゆく世界を
感じる取るのが
精一杯で
変化の最中も
変わらずに
君はそのままに
僕もこのままで
行くんだろう
僕らは瞬間を生きている