詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
真っ暗な空が
自分の体を支え切れず
落っこちてきた
押し潰されそうになって
僕等 息も絶え絶え
ふとした瞬間
当たり前の日々が
有り得ない過去に
変わって
昨日恐竜に
襲われる夢を見た
それはきっと
薬のせいじゃなく
前世の記憶かもしれないよ
信じてくれないかもしれないが
実は僕も預言者の一人
これから先
どうなるかといえば
愛されないものが
居なくなって
近いうちに平和を
知るだろう
有り得ないって?
そう言うなら
僕に君の予知を
信じさせてみて
あの真っ青な空が
再び天に昇るって
信じさせてみて
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
生きていると増殖するストレス 煙草を吸っても吐いても倒せないのは ゲームじゃないからで
君と居るのも苦痛な日 疲れを癒してくれるのは 精密機械な処方箋 現状を変える成分など含まれていないけど
問題が起きなければ 何の問題もなく幸せに生きてゆけるのに 現実ではゲームのように試練を楽しめずに 続きをやるのをいつも躊躇ってる
もしもウミガメになっても 次は自分の番かもしれないと恐れてばかりで 目の前の世界に果敢に立ち向かえずに僕は 浜辺に一匹取り残されて 朽ちるんだろう
限られた時間の中で 幸福を手に入れる前に
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
君を幸せで満たす為だけに
力の限りを尽くせる
そんな人間になりたいと
願える人間にもなりたいと
そう想うことさえ
僕のワガママなのか
心は真っ直ぐに立たず
歪んで折れた
一人じゃないけど
一つにはなれない
単純明解な真理が
二人だけの答を
隠してどこかに逃げた
愛とか恋とか
誰かさんが考えた言葉に
振り回され
今の自分の気持ちに
名前さえ付けられず
ムシャクシャしてる
馬鹿みたいな俺!!
望みを全て叶える
低反発なドッペルゲンガーを探しては
見つけられず涙する君
唯一無二の悲劇
幻の果てに広がるのは、
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
もうやめにしなよ
足跡を刻んだって
何も解決しないしさ
それでも黙って
見てられないんだって
君は休むことなく進んで
止められない僕は
止まったままで
時間と君が
見えなくなるのを
見ているだけで
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
ここからじゃ聞こえない
君は今 何を話してる?
近くに居たって 心でつぶやく 君の独り言は 聞き取れないから
声に出して話をしようよ
二人が何も言わなくても 分かりあえる関係になったとしても 伝わらない 伝えきれない 想いが出てくると思うから
いつだって君の口から 君の想いを 聞いてたいんだ
そろそろ君と お別れの時間が来たみたい おやすみ また明日 バイバイ
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
天井を見る時に
床を見ないから
恐怖を感じながら
安らげるんだろう?
壁のない部屋ぐらいの
曖昧な自由でも
僕には手に余るから
君にいつも
側に居てほしいんだ
何を忘れている時が
楽しくて
何を思い出せない時が
悲しいんだろう
何を忘れている時が
幸せで
何を忘れられない時が
不幸せなんだろう
もしも
窓の無い拘束具を
つけられたら
躊躇せずに
発狂出来るのかな
床を見る時に
天井を見ないから
苦痛を感じながら
安らげるんだろう?