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高級スプーンの部屋


[116] 白の向こう
詩人:高級スプーン [投票][得票][編集]

震える声 震える体

今年初めての 雪が降る

こんな夜更けに 君何思う

呼ばれて来た 僕を見ずに

白の向こうばかり 気にしてる


夜が曇り 夜に迷う

それでも明るい この町で

また降り出した 雪の中

君の手を握り

君を見つめる

それでも君は

白の向こうばかり 見つめてて


降り積もる雪 募る想い

夜と雪 黒と白の境界線

月明かりの下 灰色に光る

雲のように 浮かぶ二人

気付けば君は

僕を見て 笑ってる


白の向こうの

暖かい未来でも

君と僕は 溶けないで

残っているの

2005/02/02 (Wed)

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