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高級スプーンの部屋


[136] 拒まれる虚
詩人:高級スプーン [投票][編集]

太陽が沈む
鳥達がざわつく時間
メッキみたいに
剥がれてゆく
生皮の下の素顔を
見られないように
人通りを避けて
家に帰った
鏡を真っ直ぐ
見れないクセに
壊してしまえば
ラクになるのに
背中を向けて
明後日の方向に
意識を遠ざける
痛み苦しみ悲しみ
込み上げるモノ全て
黒く塗り潰して
夜の街に繰り出した
月の光浴びて
気持ち悪くなって
真っ赤な血と共に
吐き出したのは
クソみたいな詞で
夢の狭間で閃いた
アイデアのほとんどは
数時間後には忘れてる
醜い本心の歌を
ドブに垂れ流す
広がらない声を上げて

2005/02/20 (Sun)

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