ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > 幸せの溜まる場所

高級スプーンの部屋


[92] 幸せの溜まる場所
詩人:高級スプーン [投票][編集]

寸前まで
どうでも良かったのに
もう二度と
手に入らなくなるって
過ぎた後に
暗闇が
どっと押し寄せて来た

次は何について
語ろうか
君の時間を使えば
空になった箱に
あらゆるものが
詰め込まれて
パラドックスさえ
夢の中に

さぁ始まるよ
新しい世界が
皆を連れて
飛び出すんだ

悲しみも幸せも全部
溜まっては
また空に帰るのさ

そら幕が開けた


僕の時間は
止まったままで
何も感じ取れないが
それもまた
いつか土に還るんだろう

2005/01/01 (Sat)

前頁] [高級スプーンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -