詩人:有香 | [投票][編集] |
今まで
私は強い人間だと思って
弱いフリをしていました
ふと気付くと
ホントに弱い自分がいました
ホントの強さを知らないから
ホントの弱さも分かりません
ホントの笑顔を知らないから
ホントの涙も流せません
あの太陽は
こんな私を今日も照らしています
優しいんだか
皮肉なんだか
あなたは私を誉めました
私の何処を見てかは分かりませんが
凍てついた私の心に
あなたが少しでも明かりを見つけられたということなら幸いです
あなたの側でなら
私を見つけられるような気がしてきました
それでも今も
ひとりぼっちより
誰かといることの方が怖いのです
たとえ
あなたにでも
心を開くことは
怖くて仕方がないのです
だけど
私が私に問いかける
「私の心は何を求めているのか。」
心を開いた先に
吹き込む風が何を運んでくるのか…
それは
誰も知らない
それを創り出すのは
たった一人のあなたと
たった一人の私
重い扉を開けてみようか
もし12時までにあなたからの電話があったら…
もし明日雨が降ったら…
もしあの赤い車が左折したら…
もし………