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芥子、の部屋


[11] addicted
詩人:芥子、 [投票][編集]

ぜんまいが切れたように
ぷつりと止まる
しじまに揺れる

深いため息は何を潤す

その閃光は何を導く

翳る心に愛が眠る
現実の夢は終わり
一瞬のPAUSE

ここから夢中の現実がはじまる
本当に大切なことに気づける

ゆうべからの憂鬱を
振りきるCHANCE
こんな情況も
ゲームと謳って憚らない

その視線の先にあるもの
如何やって覆そう

如何にして自分を仕上げよう?

破天荒が売りの
処世術なら
潔く最後まで
足掻いたらどうじゃい

雲行き顔色
流行の末端まで
何もかも無視して背負う
くらいの覚悟が欲しい

送られた視線に
ぐっと感情は迫り
貫く姿勢にぼくは美学を見た

しなる刃
空を映して世界が終る

血飛沫はどんな言葉より
きみの生を引き立ててくれる

2015/11/25 (Wed)

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